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【検証】運動音痴のオッサンが3カ月ガチで「ブレイクダンス」を練習した結果……

2021年5月12日
提供:Paidy

学校で主役にはなれなかった。野球のフライが怖くて取れない、バスケのドリブルができない、バレーのトスが明後日の方向に飛んでいく。中学、高校の体育の授業では、よく体育会系にキレられていた私(中澤)は俗に言う運動音痴というヤツだ。

だからこそ憧れてしまうのである。ブレイクダンスの反骨精神に。1度で良いからブレイクダンスを踊ってみたい! 高校卒業以来20年間、体を動かすことをひたすら避けてきたが、そんな私でもできるだろうか? 運動音痴のオッサンがガチで3カ月ブレイクダンスを練習したらこうなった

・逃げられなくするために

年を取れば取るほどに新しいことは始めづらくなっていく。「暇がない」「面倒くさい」「もう遅い」……簡単な言い訳だけがガンガン補充されていくのだ。だが、その言い訳のバレットで一歩目を粉砕したところで何になるだろう? 10年後、「あの時やってればなあ」という後悔も十分に味わってきたじゃないか。

というわけで、まずは、そんなバレットの1つを逆に粉砕するために私が利用したのが「ペイディ」。これは手軽に賢くあと払いができるオンラインショップ向けの決済サービス。口座振替以外に、アプリで発行されるバーコードを使ってのコンビニ払いや銀行振込が選べるので、クレジットカード登録なしであと払いができるのである。

そんな「ペイディ」の3回あと払いでブレイクダンス用の服や靴、帽子を揃えたことは以前の記事でお伝えした通り。もう逃げられない。始めるなら今なのだ。この服を見るたびに、あと払いをするたびに悔しい気分になるのはゴメンだ。

・0日目

とは言え、ブレイクダンスを鑑賞するのは好きなため、なんとなくの形が分かるのはとっつきやすい。ひょっとしたら、ステップくらいならパッと踏めるかもしれない。そこで音楽をかけてなんとなくブレイクダンスっぽい動きをしてみたところ……


できなさすぎてビビった。実際、自分の体でやってみると、手足をどう動かしたらイメージの動きになるのか全く分からない。



せっかくなので、その光景を目撃していた営業の篠宮に客観的な意見を聞いてみたところ満面の笑み。あれ? ひょっとして意外とできてた?


篠宮「亀が溺れてるみたいですね!」


──うるせェェェエエエ! こちとら本気なんだよォォォーーー!! さて置き、こりゃダメだ。ブレイクダンスどころか踊っているように見せるのさえなかなかハードルが高い。

・レッスン1カ月目

というわけで、ブレイクダンスのレッスンに週一で通うことに。まず、習ったのは、立ちのステップ(トップロック)の基本の形だ。要は足元に三角形をイメージして足を前に出すというもの。なんだ簡単じゃん! と思いきや……

ラジオ体操かよ……。


足の出し方が分かっても、手のふりを加えるとなかなか連動できない。基本中の基本でさえ宿題となった。続いて習ったのは、屈んだ状態で体全体を使ってステップを踏む「6歩」。フットワークの基本だ。これはブレイクダンスっぽい! と思いきや……

亀再び


レッスンを受けてみて思ったのは、週1回1時間のレッスン中に頑張るだけでは私は絶対に習得できないということ。そこで、レッスン内容を復習するために個人練習でダンススタジオにも入る。これは週2回。そして、家でもできることは家でひたすら反復。

この辺りでペイディ3回あと払いの初回支払いが来た。月締めで請求金額が確定したらメールで連絡が来るので、アプリでバーコードを表示しレジで支払ってもらう。スマホを見せたら「ピッ」で終わりだった。

進捗を客観的に見る意味でも月一でメール連絡が来るのはありがたいかもしれない。まだ全然ブレイクダンスの動きになっていないため頑張らないと。

・レッスン2カ月目

そこでレッスンで先生に「ウインドミルをやりたい」と伝えてみた。やっぱりブレイクダンスと言えばウインドミル。頭を下にしてグルングルン回るアレだ。これやったらもうブレイクダンスでしょ。



正直、どういう体の動かし方をすればあのムーブになるのか全然わからない。で、先生に聞いたところ、まずはやらなければいけないのが「チェアー」だという。頭と腕で体を支える倒立なのだが、これまでの動きに比べて圧倒的に無理のある姿勢だ。重力がめっちゃ仕事してる

チェアーには向き不向きがあり、できない人は結構苦戦するらしいのだが、私は意外とスッとできた。これはウインドミル向いてるかも? よーし! やる気出てきた!! 次は回るんですかね? と思いきや……

サイドでのチェアー。


脇腹に肘を入れて体が横向きになるチェアーなのだが、これが全然できない。バランスが取りづらく足が浮かないのだ。ウインドミルの上半身は、チェアーを猛スピードで入れて崩しての繰り返しで、プラス下半身を開いてぶん回すことにより遠心力で回るのだという。何それ、そんな動き人間に可能なものなんスか

そうこうしているうちに支払い2回目。スマホでピッ。しかし、マズイ。まだサイドのチェアーすらできていないぞ……。

・レッスン3カ月目

おまけに、音楽に合わせて踊るには、1つ1つの技を繋げる必要もあるのだ。とりあえず、サイドのチェアーはスルーして先に進むことに。さらに、個人練の時間も増やす。なんと言ってもあと1カ月しかないのである。

しかし、ブレイクダンスの動きは早い。音楽に合わせるとさらに早く感じる。1つだけやるのはできても流れでやるとミスが連発するのである。私は踊れているのだろうか? それすらもよく分からない。そして、3回目の支払いがやって来た──。


というわけで、そんな3カ月の結果を動画にしたのでご覧いただけると幸いである。

・総評

で、動画を見てもらえれば分かると思うが、結局、ウインドミルはできなかった。悔しいが、これもガチでやった結果なので仕方がない。ちなみに、ブレイクダンスレッスンをしてくれた塚田先生にこの3カ月の総評を聞いてみたところ……

塚田先生「ブレイキンはムーブのハードルが高すぎるので続かない人が多いんですよ(笑)でも、むしろ、中澤さんは3カ月にしてはフットワークがウマイですね。同じくらいに始めた人よりも綺麗です。ブレイキンはスポーツでもあり表現でもあるので、自分の得意分野を深めていくことが大事だと僕は思っています」



──とのこと。押忍! ありがとうございます! 師匠!!

筋肉痛は日常茶飯事。痣もできたし、朝胸や肩甲骨の辺りが痛すぎて起き上がれないこともあった。こんなにガチで何かをやったのはいつぶりだろう

ブレイクダンサーって凄い。動きの難しさだけではなく、ムーブを習う度に「良く考えたなコレ」と思わずにはいられないのである。ムーブの見え方だけでなく、体の動かし方から重心の移動までめちゃくちゃクリエイティブだ。

私もそんなブレイクダンサーになりたい。これは始めてみないと分からなかったことである。世界の見え方が変わったこの3カ月。最初の一歩は重かったがやってみて良かった。あなたもそんな一歩が踏み出せるかもしれない。3回あと払いサービスを通じて人々の「今挑戦したい!」「やってみたい」を叶えるペイディと一緒ならね

参考リンク:Paidy
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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