東京都が3度目の緊急事態宣言要請を検討しているという。マジ? 2021年1月に2回目やったばっかりだよね? そんな前回の緊急事態宣言から私(中澤)の利用頻度が格段に上がったものがある。
それはコンビニ。「まん延防止等重点措置」で20時閉店の飲食店に間に合わなかった時の選択肢として助かるのだ。「もう昼もコンビニでいいや」とさえ思い始めている。
というわけで、本日4月20日ファミリーマートに立ち寄ったところ、異様な気配を放っている商品を発見した。なんじゃこりゃァァァアアア!?
・クソデカ
その商品に出会ったのはベーカリーコーナー。最上段に「新発売」と書かれた袋が置かれていたのだが、ひどく見覚えのあるパッケージだ。絵本のようなリスと家と木。極めつけはサクッとした食感が伝わってくる焼き菓子の写真。これはパイの実……
じゃない!
完全にパイの実のパッケージだけど1個しか入ってねェェェーーーッッッ!! すなわち、1個がクッッッソデケェェェエエエ!
・本家と食べ比べ
これはファミマベーカリーの『パイの実みたいなデニッシュ(税込み140円)』という商品のようである。こんなもの買わずにいられるだろうか? いや、いられません。
思わず、反語で購入してしまったが、気になるのはどれだけ本家に近いのかというところだ。パイの実と言えば、パリッとした薄皮が重なるサックサクの食感! あの食感はデニッシュで再現されているのか? 本家と食べ比べてみたところ……
再現度たッッッか!
デニッシュでもパンの柔らかさは控えめで、噛むと「サクサクサクッ!」と皮が1枚1枚割れていく感触が伝わってくる。まさにパイの実をそのまま大きくしたような食感でありながら、口いっぱいに広がるチョコレートは食べごたえも抜群だ。
・ロッテと共同開発
そこで調べてみたところ、どうやら本商品は株式会社ロッテと共同開発されたもののようである。全国のファミリーマート約1万6300店(※沖縄県除く)で発売されているもので、重量は本家の17倍なのだとか。SUGEEEEEEEE!!
暗いニュースが目につく世の中だ。家にいても仕事をしていても、心の片隅で何かが引っかかっているような気分を抱えている人は多いのではないだろうか。
しかしながら、『パイの実みたいなデニッシュ』を食べている時、私は少しだけ世の暗さを忘れることができた。より生活に近くなったコンビニで、便利さだけではなく、ちょっとしたユーモアを感じさせてくれるファミリーマート。これがファミマの掲げる「便利の先にある、なくてはならない場所」なのかもしれない。
参考リンク:PRTIMES
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.