即席めんを電子レンジで作れることで話題の3COINS(スリーコインズ)の『ビストロヌードル』。ラーメンだけではなく、具材と水を入れるだけで簡単にスープや蒸し野菜も “レンチン” で作れる超便利アイテム……らしい。
欲しいな~と思った時には遅かった──。いつでも買えるもんだと高をくくっていたが、電車乗って2軒ハシゴしても購入できず。在庫のある店舗を確認しても「埼玉の川越店にだけ2個ほど……。今後いつ入荷されるかも分からない状況です……」という回答で半ば諦めていたが、ふらっと立ち寄った都内店舗で運よくゲットすることができた!!
・ビストロヌードル(税込み330円)
一人鍋ほどの大きさで素材も軽く、見た目もシンプルでかわいい!
フタを開けると……
すのこが登場。
このすのこは取り外し可能で、ラーメンを作るときは「すのこは外してね」とのこと。レンチンでラーメンも作れて、すのこも付いてて蒸し料理も作れる鍋が330円ってマジか……。
レンチンしたあと器にうつさずそのまま「いただきます」できるし、葉野菜をワイルドに手でちぎってお肉もそのまま鍋に投入するタイプの私にとって究極の便利ツール。
そんなズボラ極まりない私の家には蒸し器なんてものはもちろんないし、せっかく蒸し料理が作れるアイテムを手に入れたのだから……と、ラーメンを作る前にとりあえず何かを蒸してみることにした。
・プリンを作ってみよう
正直、プリンは蒸し器なんて使わなくてもレンチンして簡単に作れる。メーカー(不動技研)のアレンジレシピサイトにもプリンの作り方はのっていなかったけど、ビストロヌードルを使ったら、ただレンチンするよりも美味しいプリンが作れるかもしれない!
しかしプリンなんて作るの久しぶりだから、とりあえずビストロヌードル使わないバージョンで作ってみよう。
……
……
何が起きた……?
卵液を入れすぎたのかな……。先行きが不安だけど、ここはビストロヌードルに任せよう!
少しだけ水を張ったすのこの上に卵液をいれたココットを置いて、フタをして電子レンジの中へ。
ベストな設定は分からないが、ひとまず600Wで2分半にセットしてみよう。うまくできるかな~。
おぉ! こぼれてない!!!
これは成功じゃない!?
表面もちゃんと固まってるし、ちょっと揺らしてみたらちゃんとプルプルしているし。さっきの失敗のことなんてもう忘れちゃったよ。今まで作ったプリンの中で一番上手にできた気がする!
・他のものも蒸してみたくなったから…
電子レンジでチンすると、表面が固くなりがちな冷凍の中華まん。説明書き通りにレンチンしても、満足のいく仕上がらないのが長年悩みだった。蒸し器を使ったら少しは違うのかもしれない……こちらもビストロヌードルに任せてみよう!
蒸し器を使うと13分もかかるのね。でも、ビストロヌードルなら超時短で蒸すことが可能。パッケージに書いてあるとおり、600Wで1分10秒に設定して温めてみよう。
ふっくらしてる~!
皮も固くないし、いつもより生地がモチっとした感じがする。1分10秒でしっかり中まで温まってるし、今度から中華まんもビストロヌードルでレンチンしよう!
中華まん同様、レンチンすると上の部分が固くなりがちな小籠包も……
もっちりプルンとした仕上がりに♪
冷凍食品もレベルアップさせてくれるなんて、どこまで優秀なんだ……!
・袋麺に期待大
蒸し料理で満足して、ビストロヌードルの本質を忘れてしまいそうになった。 ラーメンを作ろう! 蒸し機能が有能だったから、きっとラーメンも美味しくできるはず……!!
ビストロヌードルに水を入れ、カット野菜と麺を入れてフタをして、袋麺の茹で時間プラス3分ほどの時間設定でチンすればOK。スープの素はレンチンが終わってから入れる。
レシピをサイト見ると、麺と一緒にキャベツ、もやし、ニンジンなどの野菜はもちろん、チャーシューや味玉などの具材も一緒に入れてチンできるって記載があってびっくり!
別鍋で野菜を炒めたりする必要もないし、カット野菜使えば洗い物も出ないし、レンチン出来たらそのまま食べられるし、家に袋麺と電子レンジとビストロヌードルさえあれば胃袋を満たすことはできそうだ。
そんなことを考えていたら、600Wで6分半ほどで良い感じに仕上がった。スープを入れて、混ぜたら調味料を加えて熱々のまま、器ごと食卓へ──。
・ラーメンはもっと美味しく作れるように要研究
麺の硬さもちょうど良くて野菜にも程よく熱が入っていたけれど、野菜に何も味を付けないまま水にいれてしまったことが盲点だった……。非常にあっさりしたラーメンになってしまった。
スープを入れるタイミングは食べる直前だし、そりゃ野菜に味なんてつかないよね。野菜には軽く味付けをした方がもっと美味しくなるはず。今度はキムチや溶き卵とか入れて作ってみようかな~。
ラーメンはちょっと失敗したけど非常に満足。本当に買ってよかった!! 水の量やレンチンする時間などを自分好みで調整しながら、ビストロヌードルライフを楽しみたい。
参考リンク:3COINS『ビストロヌードル』、不動技研
執筆:五月薫
Photo:RocketNews24