ファイナル……この言葉を聞いただけでワクワクしてしまうのは私(中澤)だけではあるまい。そして、この度ファイナルを迎えるのが年を跨いでスシローで開催されてきたキャンペーン『GoTo超スシローPROJECT』である。
スシロー史上最大規模の「てんこ盛り祭」や、300円ネタが100円に値引きされた第四弾など、記憶に残る熱さを見せつけたこのキャンペーン。2021年2月10日から開始される第五弾でファイナルとなる。そこでネタを全部食べてきたぞ!
・初めての試食会
これまで何度もスシローのキャンペーンを全部食べて高コスパネタをお伝えしてきた本サイト。今回は事前に開催された試食会に来てみた。スシローの試食会は初めてだが、1つのBOX席あたり1人(ないしは2人)とソーシャルディスタンスを保ちつつ開催しているとのこと。初めての試食会と言えど、いつも通り思ったことをそのまま書くぞ。
・キャンペーンの内容
まず、キャンペーンの内容に触れると第五弾は約4カ月ぶりの『かに祭り』。前回「年に1度」と銘打たれていた気もするが、逆に言うと、年1レベルの祭りが帰ってくるところに『GoTo超スシローPROJECT』の気合を感じずにはいられない。無礼講じゃー!
さて置き、ラインナップには変化が見られる。「チリクラブ(100円)」や「大型生本ずわい蟹&かに味噌和え(300円)」などの高コスパ皿は残しつつ、半分くらいは入れ替わっている。
個人的には前回よりもひと皿ひと皿がガッツリしているように感じられた。そんな中でも高コスパだった4皿が以下である。
・『かに3貫盛り(300円)』
ボイル本ずわい蟹、生本ずわい蟹、かに身濃厚かに味噌あえの3貫がセットになったこの皿。『大型生本ずわい蟹&かに味噌和え』の味の良さについては以前の記事でもお伝えしているが、そこにボイル本ずわい蟹もついて300円は安すぎる。
広報いわく、厳密には『かに3貫盛り』と『大型生本ずわい蟹&かに味噌和え』の生本ずわい蟹では、大きさが違うとのことだが、十分に生の蟹の旨味は満喫できるサイズ。蟹3貫はスシロー初とのことで、蟹好きじゃなくともオススメできるコスパである。
・『かにタルタル(100円)』
スシローのタルタルソースは自家製だ。最近では、タルタル単品で注文できるようにもなったが、その濃厚な卵の味は安っぽさが全くない。
個人的には、蟹にタルタルソースをかける発想はなかったのだが、そんな自家製タルタルとボイルされたカニ身のハーモニーは予想以上に絶品だった。1貫と言えど、100円なら十分安い味であると言える。
・『カニクリームコロッケ(150円)』
揚げ物には定評があるスシロー。カニクリームコロッケのサクサクの衣は、まさに「揚げ物のスシロー」ここにあり。さらに、個人的に良いと思ったのはカニクリームにしつこさがない点。濃厚な蟹の味がしつつも、やらしい蟹感じゃなく、すっきりとしたクリームが自然で食べやすい。
・『ボイル本ずわい蟹2貫(100円)』
安い。スシローだけではなく回転寿司の相場からしても圧倒的に安い。蟹が2貫で100円皿ってありえるだろうか? にも関わらず、ネタの蟹身はボリュームがあり、しっかり蟹の風味がする。売切れ次第終了となるとのことなので、とりあえず駆けつけ一杯頼んでおいて損はないだろう。
──以上。正直、かに3貫盛りの時点で今回の『かに祭』は当たりだと思った。特に蟹好きではない私でもコスパが良いと感じたため、蟹好きにとっては最高の祭となることだろう。なお、2月15日からは「生本ずわい蟹剥き身天ぷら(150円)」も登場予定。
年末から始まった『GoTo超スシローPROJECT』もいよいよ大詰め。はたして、スシローは有終の美を飾ることができるのか? 気合のファイナルをしかと見届けようと思う。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼「丸ずわい蟹食べ比べ(300円)」は爪と脚のボイル
▼「かに身てんこ盛り(150円)」はかにみそもトッピング
▼「濃厚かにまぜそば(380円)」はクリーミーでパスタみたいな味
▼「本ずわい蟹の茶碗蒸し(240円)」は一見普通だが……
▼食べていると蟹やホタテが発掘される