寒いとついつい食べたくなる韓国料理。いろんな種類があるが、なんと言ってもウマ辛で野菜も摂れるビビンバは外せない。松屋が500円でビビン丼を出しているようにリーズナブルなものもあるため、身近な料理だと感じている人も多いのではないか。

ただ、今は新型コロナウイルスの影響でガマンの日々。なかなか気軽にビビンバを食べに行けない……のだが、そんなときは冷凍食品の出番だ。今回「石焼風ビビンバ炒飯」という商品を食べてみたので詳細をお伝えしたい。

・マルハニチロの冷食

購入した「石焼風ビビンバ炒飯」は税抜259円(スーパー価格)。販売元は袋が皿になる「ワイルディッシュ」など、変化球をまれに使うマルハニチロだ。同商品は置いてそうで置いておらず、小さいスーパーだとあまり見かけないような気がする。

内容量は450gと男性でも十分な量が入っていて、パッケージには「本格おこげ製法」「あとひく旨辛味」「牛カルビ入り」などといったようなアピールがしてある。大手の商品だけにそれなりに仕上げてきていると思われるが、そのお味はいかに!

・簡単調理

作り方は簡単でレンチン、もしくはフライパンを使って中火で温めたらOK。私は火を使うのに慣れていないし、レンジが楽なので前者をチョイスした。まずは中身を袋から取り出して皿に盛ってみる。ふむ……

もやし、ほうれん草、にんじん、卵、そして肉などがチラホラ。ちなみに1袋を500Wでレンチンするならば約8分。ラップはかけないでいい仕様だ。そのままレンジに放り込んで加熱したならば……

ほい、あっという間に立派なビビンバの出来上がり! ビビンバの匂いはこの時点だとそこまでなく、あまりクセのある印象はない。肝心の味はというと素直に美味しいが、2点だけ気になるところがあった

・肉が分岐点

まずは辛さだ。韓国料理なだけに辛さを期待してしまうところだが、ほんのり後味がピリッと辛いも正直そこまで。辛いものが好きだという人には物足りないため、人によっては辛さを足せる用意をした方がいいかもしれない。

もう1点は牛カルビである。あくまで個人的な感想ではあるが、少しばかりクセが強いかなぁと感じた。悪い意味で肉肉しいというか、主張が強いからもうちょっと抑えていたらよかったような気もする。

特製焼肉ダレに漬け込んで作ってあるとのことだが、肉くさいのが苦手な人はちょっと……となるかもしれない。その影響なのか、推しポイントであるはずの おこげ は牛の強さに負けていてあまり感じなかった。

・優秀は優秀

とはいえ、値段が安いからこれ以上求めるのも贅沢。味つけは濃すぎずウマいし、できる範囲内で最大限の味を出していた。日本人の舌に合うように計算されているのかなと感じたし、トータルで見たらきれいに着地しているあたり、そこはマルハニチロ。家で、そして時短でビビンバが食べられることも考えたら優秀は優秀だ。

参考リンク:マルハニチロ「石焼風ビビンバ炒飯」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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