ハンバーグレストランの「びっくりドンキー」は2020年6月に、新業態の「ディッシャーズ」を神奈川・藤沢市と東京・新宿区にそれぞれ1店舗ずつオープンした。その当初から人気になることを予想していたけど、その通りに人が集まるお店に成長している。だってハンバーグディッシュを自分好みにカスタムできるんだもの。そりゃ人気店になるよ

そのディッシャーズが12月15日にグランドメニューをリニューアルして、ピザやパンケーキなどの提供も開始した。つまりびっくりドンキーのパンケーキってことになる訳だが、はたして美味いのか? その味を確かめてきた!

・ファストフード型のドンキー

ディッシャーズは従来のびっくりドンキーとはあらゆる面で異なっている。たとえば、メニューは全席に電子端末を導入し、会計も自動精算機で行う。ソフトドリンクはセルフサービスで飲み放題。そしてハンバーグディッシュは自分の好きなようにカスタマイズできる。ファストフード化したドンキーといっても良いかもしれない。

そして12月のメニュー改定により、新たにパンケーキがメニューに加わっている。窯焼きパンケーキは塩ミルク(税別750円)、キャラメル・チョコレート・いちご(各税別800円)の全4種。


「びっくりドンキーのパンケーキ」というだけで、半分くらい美味いことが約束されたようなものだ。その美味いはずのパンケーキのチョコレートとソフトドリンクセット(+税別200円)を注文した。


・まさかの1段

セルフでコーヒーを取りに行っている間に運ばれてきた。パンケーキは “地肌” が見えないほどホイップクリームがたっぷりとかかっている。よく見ると、コンデンスミルクもかけてあるらしい。見るからに激アマな盛り付けである。


メニュー写真で見るよりも小ぶりではあるけど、高さは十分ある。これ、もしかして2段なんじゃないの?


ところが半分に割ってみると、なんと1段! 高さがハンパない!! きっと表面はこんがりと焼けていたんだろうなあ。クリームをかける前の姿も見てみたかった……。


ひと口大にカットして口のなかに放り込むと、クリーム! クリームの味が口中を完全に支配してしまう。イイ! それはそれで良いことだ。舌が埋もれるような勢いのクリームを感じた後で、パンケーキ生地のふわふわ食感が訪れる。幸せな時間であった……。


これは本家びっくりドンキーでも出した方が良いんじゃないかなあ。きっと人気商品になるに違いない。もしくは、ディッシャーズの店舗を少しずつでも増やしていくべきだろう。

今のような時代は、手軽に美味いものを食べることが求められているはず。従来のレストラン型も良いけど、ディッシャーズのようなファストフード型店舗がより求められているのではないだろうか。とにかくディッシャーズはびっくりドンキーのセカンドブランドとして、上手くやっていけそうだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ディッシャーズ 新宿住友ビル店
住所 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルB1
営業時間 7:00~20:00 土日祝11:00~20:00(通常閉店時間21:00)

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24