成城石井は、2020年12月からオンラインショップで数種類の福袋(正確には福箱)を販売していた。ご存知だっただろうか? 今回紹介するのはその中の1つで、正式名称は『成城石井世界のお菓子セット』という。価格は税込3240円だ。
お菓子セットだと考えると若干高いような気もするが、セレブ御用達スーパーとも言われる成城石井が売っているセットだと考えると、安いような気もする。とにかく買ってみたところ、2021年の年始に配達されてきた。当然ながら即開封。中身を見たら……
【成城石井世界のお菓子セット(税込3240円)の中身】
・ピュア社 トリュフアソート
・ドゥルシット イタリアンビスケットアソート
・バッチ オリジナル チョコレート 3ピース
・シチリアブラッドオレンジキャンディ
・メゾンコトロット フランス アジャン産プルーン
・成城石井 塩バナナチップス(105g)
・成城石井 エコバッグ レッド
——以上。調べたところ、単品で1つずつ買うより合計で600円ほどお得なようだ。で、私はこの全てを食べてみた。感想を超簡潔に言うと「どれも美味かった」なのだが、タイトルにあるように「頭1つ抜けて美味いチョコ」があったのだ。
引っ張るのも何なので、答えを言ってしまう。そのチョコとは……
ピュア社 トリュフアソート
——である。名前の通り、トリュフチョコレートのアソートで、口の入れた瞬間の印象は「このフルーティな感じは何?」だった。気になって裏面を見ると、カシスピューレや乾燥カシス、ラズベリーが入っている。どうやらアソートチョコレートの中に、カシス感強めのものがあるようだ。
それにしても、こいつはフルーティーさとチョコレートっぽさが見事なバランスで融合している。チョコレートらしさをしっかりと保ちながら、フルーツもしっかり主張していると言うべきか。
また、アソートだから中にはチョコレート感強めのものもあるのだが、これはこれでめちゃくちゃ美味い。生チョコのような濃厚がありながら、しつこくない。どうやらラトビアのチョコらしいが……何これ? ビビるほど美味いんですけど!
しかも、1箱に10個強入って全部で480kcalだから、1つ当たり40kcalほど。カロリー的に、そこまで重くもない。……理想的なんですけど!
・注意点
ちなみに、『成城石井世界のお菓子セット』は数量限定販売だったため、現時点ですでに売り切れ。運良く再販などにならない限り、購入は不可……なのだが! 「ピュア社 トリュフアソート」をゲットできないわけではない。成城石井に行って普通に購入すればいいだけだ。
まぁ店舗によっては取り扱いがなかったり、店を訪れるタイミングで売り切れていたりするかもしれない。が、ネットで調べると実際に店舗で購入している人も結構いるもよう。
加えてもう1つ注意点。成城石井の実店舗で販売している福袋っぽいセットは、オンライン販売の福箱と中身が同じではない。気をつけていただきたい。
というわけで結論をひとことで言うと、「『ピュア社 トリュフアソート』をどっかで見つけたら買ってみて」ってところなのだが、購入した福箱には当然ながら他のお菓子も入っている。
それらを食べたときの感想をメモに記しているから、まるっとそのまま紹介して本記事を終わりにしたい。
・ドゥルシット イタリアンビスケットアソート
「ビスケットの王道って感じ。イタリアのビスケットのようだが、海外のお菓子にありがちな “日本人にとってめちゃ甘い系” ではない。とても食べやすい」
「それにしても、3種のアソートなのに、なぜバニラ・キャラメル・ミニバニラなのか? バニラ2つ入っとるやないか! 3種やったら、普通もう1種類味を用意するやろ! ……とイタリアのお菓子にツッコむのは無粋だから止めよう。」
・バッチ オリジナル チョコレート 3ピース
「またしても、メイド・イン・イタリー。このチョコレートは、日本の平均的なチョコに比べたら若干パンチが強い。日本のチョコレートがフライ級で、アメリカの甘々なチョコがヘビー級だとするならば、これはフェザー級かライト級くらいはあるかな? まぁでも美味しい。中のヘーゼルナッツとチョコのコンビネーションがいい感じ」
・シチリアブラッドオレンジキャンディ
「こちらもイタリアのキャンディなのだが、いい意味で「本当にメイド・イン・イタリーか?」と思ってしまうほど、日本人には馴染みのある味。ザ・オレンジキャンディだ」
・メゾンコトロット フランス アジャン産プルーン
「普通に甘くて美味しいプルーン。だけど、そのへんのプルーンとの違いが分かるほど、私にはプルーンを食べた経験がない。申し訳ない……。いや、美味しいんだが……」
・成城石井 塩バナナチップス(105g)
「有名なヤツね。よく見たら、表面がギザギザになっとる。で、食べてみたらひと口目は「食感のサクサク感がそのへんのバナナチップスと違うわ〜」って感じ。しばらくしたら ほんのりした塩気がやってきて「あと味の上品さも他と違うわ〜」って感じ」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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