ロケットニュース24

【応援コラム】育児が鬼ハードなのは3歳までである理由

2020年11月17日

つい先日、当サイトの「あひるねこ」が育児休暇から復帰した。第一子の誕生に伴いおよそ2カ月の育児休暇を取得していたが、この記事を読む限り育休中は戦場のような慌ただしさだったのだろう。ともあれ、あひるねこちゃん、本当におめでとう。

で、私、P.K.サンジュンは2016年から娘の育児に励んでいるが、ぶっちゃけ最近はかなり手がかからなくなってきたように思う。世の新米パパ、そして新米ママたちよ──。とにかく3年耐えろ。子供は3歳を目途に急速に手間がかからなくなる……ハズだ。

・3歳が目安

2016年に誕生した愛娘は、現在4歳と3カ月。新型コロナウィルスの影響がありながらも、今年4月からは元気いっぱいに保育園に通っている。もちろん多くのことは私か妻がやる必要があるので手はかかるものの、それでも0歳から3歳までの修羅場と比べたら雲泥の差だ。

当然ながら個々人の発育や環境、また性別によって差はあると思う。ただ我が家の話をすると、娘の手がかからなくなってきたのは3歳から。いったい毎日が戦場だった当時と何が違うのか? 考えてみたところ、やはり1番大きいのは「コミュニケーションが取れるか否か?」であろう。

・コミュニケーションが取れるまでは戦場

例えば赤ちゃんは空腹や尿意を泣くことでしか伝えられない。お腹が減っても泣き、おむつが気持ち悪くても泣き、眠れなくても泣きじゃくる。要するに全ての赤子は “泣きの呼吸” しか習得しておらず、残念ながら新米パパやママたちは、それを汲み取る術を持ち合わせていない。

思い返してみても、当時は「お腹が空いてるんだよ」「おむつかな?」「眠れないんだね」などとこちら側が一方的に解釈していた。……が、それが正解だったのかは誰にもわからない。全ては推測の範疇で探り探り実践してきたことで、また子供も「正解!」とは言ってくれないためだ。

この時期は座れるようになってからも、歩けるようになってからもしばらく続く。残酷なことを言うようだが、逆に自分で歩けるようになってくると “目を離せない度” が増加するので、さらなるハードモードを覚悟した方がイイ。我が家の場合だと、1歳~2歳半までくらいがその時期だった。

ところが、言葉は話せなくても最低限のコミュニケーションが取れるようになると、子育ては一気に楽になる。具体的には「YesかNo」を意思表示してくれるだけでOK。「これを食べて待っててね」「これはやっちゃダメだよ」……などの問いかけに、イエスかノーを伝えてくれるだけで、こちらがある程度は目を離せるようになるからだ。

これがさらに進化すると、例えば「お腹が空いた」「のどが痛い」「トイレに行きたい」……などと、子供が意思表示するようになる。この状態まで行けば勝ったようなもので、子育てのステージ1をクリアしたも同然であろう。基本的に付きっきりであることに変わりはないが、当時とくらべるとイージーモードのようなものである。

・ゴールはある

これらの経験から私が言えることは「とにかく3歳までは戦場で頑張れ」ということ。あひるねこもそうだが、知人に3歳に満たない子供がいると「本当に大変だよなぁ……頑張れ!」と言いたくなる。世のお父さんお母さんたち、本当にお疲れ様です。

おそらく、子育ての経験がない当事者たちは「これいつ終わるんだ……」と途方に暮れることもあるハズ。だが先にステージ1をクリアした先輩としてこれだけは言える。「大丈夫、ゴールはある」と──。世のパパ、ママたち、本当にお疲れ様です。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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