発表当初から「肉の量がおかしい」と一部の世間をざわつかせていた新商品「コメ牛(ぎゅう)」がついに登場! 全国のコメダ珈琲店で9月1日から提供が始まった。
「いつも食べ応えにご好評をいただいているコメダ。今回も期待を裏切らないボリューム満点の新バーガーをご用意いたしました」とのこと。完全に自分の立ち位置をわきまえているな……爽やかなファミリー向け店舗の顔をしながら油断ならない。さっそく事実を確認しにいってみよう!
・まずメニューがおかしい
これまでもドミグラスバーガーとかコロッケバーガーとか「バーガーメニュー」はあったし、ファンを飽きさせないための季節限定商品もとくに驚くべきものではない。が、今回はまずメニューからしておかしい。
「並」「肉だく」「肉だくだく」の3種類……牛丼屋か。そもそもネーミングからして「コメ牛」って、よしぎゅ……
ここはもちろん「肉だくだく」にする。なお「肉だく」は肉2倍(220g)、「肉だくだく」は肉3倍(330g)を示しているようだ。
待つことしばし……
・肉の山が現れた
ど〜ん! ニク来たー!!
いや、そもそもコメダは「コメ牛」に限らずバンズが大きい。
コメダに比べたらファストフード店のバンズはミニサイズだ。それにしてもファストフード店のハンバーガーが「年々小さくなっているように感じる」のは自分が大きくなっているからだろうか。少しコメダを見習って欲しい。
開けてみるとツヤツヤと光る肉がたっぷり。これが330gの迫力か!
持ち上げて食べようとすると……
こうなる! 食べる端から、ぼとぼとと肉が落ちてしまうのだ。
フォークしかあるまい。ハンバーガー気分が台無しだけれど背に腹は代えられない。
牛カルビは、ピリ辛のこってり味! 「特製のタレは、醤油、ごま、ニンニク、マスタード、唐辛子を使い絶妙なバランスで調合」とのこと。
白いご飯が欲しくなる……とコメントするのがお約束だけれどちょっと違う。「甘み」が強いので、間違いなくご飯よりもパンのおかずだ。さすがパン自慢のコメダ、心得ている。
後半にはパンをフォークですくって食べるという、訳のわからない事態になってきた。これなんのレポートだったっけ……。
キャベツは肉汁を吸ってヒタヒタ。マスタードがよいアクセントになっている。店員さんに「マスタードは大丈夫ですか?」と聞かれたらぜひ「はい!」と答えよう。腹がはちきれそうだが最後まで美味しくいただいた。
・販売は11月下旬(予定)まで
価格は店舗によって異なり、並680円・710円、肉だく980円・1010円、肉だくだく1280円・1310円となっている。テイクアウトもOKだ。予定されている販売期間は11月下旬まで。まだしばらくあるから、極限まで空腹になってからいってみよう!