「肉と米」、これ以上簡潔に食欲を刺激する言葉があるだろうか? はっきり言ってない! ほかにないんだよ、名前を聞いただけで口中にヨダレがあふれてくるような言葉は!

それが店名だったら行くしかないよね!! ということで行ってきたぞ、「肉と米ハジメ」ってステーキ屋に。分厚い肉をおかずにご飯を食らってきたぞ!!

・6月末にオープン

私(佐藤)が訪ねたのは、2020年6月29日にオープンした秋葉原店だ。東京メトロ銀座線の末広町駅4番出口を出てすぐのところにお店はある。千葉県・行徳に1号店があり、こちらは2号店に当たる。メニューはめちゃくちゃシンプルだ。ステーキ・ハンバーグ・チキンなどの肉と炊き立てのご飯、以上である。スープはない、サラダもない。肉と米だけで勝負している。潔い。


・肉のふとんに包まれたい……

よし、それなら目いっぱい肉を食ってやろう! っつーことで、ハジメレアステーキの400グラム(2640円)を注文することにした。券売機で食券を買ってあとは待つだけだ。紙エプロンを首に巻き、冷えた水を1杯飲み干した頃に出てきた。アツアツのステーキと白飯が出てきたよ!!


鉄板とお茶碗、そしてステーキソースの入った耐熱容器。全然華やかじゃない器が並んでいる。それなのに、どうしてこんなに食欲をそそるんだ! 鉄板の上では肉汁が飛び跳ねて、肉の上に置かれたバターは静かに崩れようとしている。コレ見て空腹を抑えられるヤツはいないだろ!


いっそのこと、このバターと一緒に “肉のふとん” に包まれながら、溶けてなくなりたいとさえ思う……。


肉を見ながらおかしな妄想をしている場合じゃない。冷めないうちに食わないと! ナイフを取り1切れカットしてみると、ほのかに赤みが残ってる。そして中からジワリジワリと肉汁があふれ出してくるじゃないか。素晴らしい! 絶妙な焼き加減だ。


・ご飯の上に肉をのせて

卓上に貼られた食べ方のアドバイスにしたがって、ご飯の上にカットしたステーキを乗っけてみると……。


ああ~……。絶景ですな。焼けた肉の「茶色」と白飯の「白色」は相性がいい。この写真、額装して寝室に飾っておきたいくらいだ。実に絵になる。そのまましばし放置して、ご飯に肉汁が移るのを待った。


そして食う! 肉と米を食う!! 部活帰りの学生のように、ひたすら肉と米を口のなかに放り込んだ。うめぇええええええええええ!


これだけで震えるような幸せを味わうことができるのだが、お楽しみがもう1つあるんだ。それは目玉焼きだ。肉汁とステーキソースの味のしみ込んだ目玉焼きを、ご飯の上にのっけてみろ。罪悪感さえ覚えるような旨さの目玉焼き丼が完成するぞ。


ランチタイム(11時から14時)はご飯おかわり自由だから、好きなように食うがいい。肉をのっけて食うもヨシ。目玉焼きをのっけて食うもヨシ。ステーキソースだけをかけて食うなんてのもアリかもしれない。肉と米、その耽美な世界に溺れてしまえ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 肉と米ハジメ 秋葉原店
住所 東京都千代田区外神田6-14-13 信越外神田ビル 1F
時間 11:00~23:00 ※新型コロナウイルスの影響で営業時間を変更する可能性あり
休日 なし


Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼月はじめ(1日)と29日は割引だ!