ジャンボ〜! オレの名前はチャオス。職業タクシー運転手。ホームはケニアの首都ナイロビ。
前回お伝えした通り、コロナの影響でシャレにならないほど稼げてない。しかしオレはハンドルを握る。なぜってオレはタクシー運転手だから。
せっかくなので今回は、とあるコロナ禍の1日、オレが車内から見たナイロビの光景をシェアするぜ。自分で自分に密着しつつ。
いつものように、朝の10時から仕事開始。
まず向かうはC.B.D.(セントラル・ビジネス・ディストリクト)。
街を流すも、人は少なし。
今のところ客はなし。
しかしオレはマスク着用。
やがて景色は夜のナイロビ。
そんなこんなで勤務終了。
きょう客を何人乗せたのか。いくらの稼ぎかハウマッチ。
気になる結果は、
なななな、なんと、
まさかまさかの……
ゼロのゼロ〜 (wow)!
長い人生、こんな日もある。今日のオレ、単にネタ「ナイロビの車窓から」をやってただけ。でもそれもある意味、オレの仕事。なんなら今の月収分、今日一日の原稿料で稼いだようなもんだから。オレの生命線カンバ通信。
ちなみに最も安定した稼ぎは、空港から街への送迎。よく到着直後に「タクシー?」って近寄ってくるアレだよアレ。騙したりしないから安心して。
でもいま国際便が飛んでない。海外からお客さん来ない、空港行っても仕事がない。だから街で稼ぐしか道はない。
いずれにせよ結果オーライ。あがったり商売。にくむべきコロナ。これがナイロビのリアル。たとえ人がいなくても、オレはハンドルを握りアクセルを踏む。なぜならオレはタクシー運転手。ゼロのゼロでもオレは生き抜く。クワヘリ!
Report:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.