オッサン5人が美容室で「キムタクにしてください」とお願いしたらヤバいことになった(その2)
・マックのCMを真似てみた
髪型だけでなく、動作1つでも話題になる男、それがキムタク。最近だとマックのCMで見せていた「独特なハンバーガーの持ち方」がネットでバズったのも記憶に新しい。あんな持ち方するやついるのかよと思うところだが、それをカッコイイでまとめてしまうからさすがである。
そしてそれをオッサンたちがやるとどうなるのか。とりあえずユニクロで似ている上着を購入。さらにはマックでハンバーガーを買ってきて、あとは持ち方や目線、肘の角度などを調整していく。
すると……!!
に、に、に……
似てねぇぇぇ!!!! ちょ……ちょま……
ちょっと待ってください。似た髪、似たポーズ、同じ性別なのに、なんでこんなにも本家と違うのだろう……。あまりにもイケメン力が違いすぎてヘコんでしまう。
しかし、下を向いている場合ではない。なにせ、私たちの魔法(ヘアスプレー)にはタイムリミットがあるのだ。早くしないとオッサンに戻っちゃう……てことで、キムタクがCMキャラクターを務めていた「金麦」をすぐさま用意!
それっぽく持ってみるも、フザケているように見えてしまう悲しさ。いや、まだだ! 返す刀でサングラスを装着!!
……するも、どうにもこうにもキムタクへの距離が縮まらない。これは紳士的な要素が足りないのだろうか。ならばとスーツ姿になってキメてみたりするも……
サラリーマン……というよりちょっと怪しい集団である。それでもまだ諦めるわけにはいかない。手を緩めることなく、CDのジャケットに似せてポーズをキメてみた。
そしたら……!!
もう何がどうキムタクなのか分からなくなった。
こうなったら奥の手……!
思い切ってCDになってみたら……
「っぽく」はなったが、これじゃ売れる要素ゼロ。やっぱりアイドルって顔はもちろん、オーラとか表情など細かいところまで整っているんだなぁ……って、ハッ!
ここでようやく気づくことができた……!! 私たちになく、キムタクが持っているのは……!!!!
圧倒的な顔面偏差値だったんだ。
それに加えて、隠そうとしても隠せないほど溢れ出る色気。どうりで近づけない訳だよ……。頑張っても埋められない要素だけにガックシ肩を落とした5人であったが、同時に大事なことにも気づかされた。──私たちはそれぞれ特別なオンリーワンなのだ。
そうさ、僕らは……
世界に1つだけの花
小さい花や大きな花
1つとして同じものはないから
NO1にならなくてもいい
それぞれ特別なonly one
<完>