マスクを着けて外に出るのがかなり厳しい季節になってきた。そう、とにもかくにも暑すぎる。着けていると内側が汗で蒸れて不快そのものだ。この状態があと数カ月続く……? 我々に死ねというのか。
そんな中、「洋服の青山」を展開する青山商事が画期的なマスクの発売を発表した。内側に保冷剤を入れるポケットを取り付けることで、マスク内を冷却できるという代物である。天才か。2020年7月11日発売という話だが、完全に待ちきれないため自力で再現してみることに。
・期待の保冷剤マスク
全国の「洋服の青山」および、オンラインストアで順次発売される新マスク。これは現在ECサイトにて販売中の『抗ウイルス加工マスク』に保冷剤を入れるポケットを取り付け、保冷剤2点をセットにした商品だ(1枚税抜790円)。
・涼しそう
「洋服の青山」によると、保冷剤挿入時のマスク内は未挿入時と比較してマイナス10℃程度の冷却効果があり(外気温30℃時)、ひんやりとした着用感を体感できるという。めっちゃええやんそれ! そこで今回は、頂き物のコットンマスクを使って勝手に再現してみたい。
このマスクにはフィルターを入れるポケットが付いている。ということは、そこに保冷剤を入れれば同じような効果が期待できるはずだ。冷凍庫にあった保冷剤は若干厚みがあるものの……これがスッポリと入った。
うむ、外からだと保冷剤が入っているようには見えないな。さっそく着けてみると……。
マジかよ! すげー涼しい!! 口元が冷たいだけでこんなに快適になるなんて……! 天才だろこのアイデア!! ただ……。
保冷剤のシルエットのせいだろうか? そこはかとなく『北斗の拳』のザコ感が漂う。なんかいたよな、こんなヤツ。
あとね、保冷剤が唇に密着してまったく喋れねぇ。なんなら呼吸もできねぇ。ダメだこれ。
・改良
そこで次は、保冷剤を2つに増やして試してみることに。さらに重さが気になるところだが……。
いざ着けてみると……
イッツパーフェクト……!
・最高か
左右のほっぺに保冷剤がジャストフィットしつつ、口元にはしっかりスペースがあるので呼吸も楽々だ。つまり完璧である。顔の下半分がやたらボリューミーになるものの、そんなの関係あらへん。来いよ猛暑日……!
適当な保冷剤を入れただけでこんなに快適になるのだから、来月発売される「洋服の青山」のマスクにはかなり期待できるだろう。「夏場のマスクには保冷剤」が常識になる日も近い。