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【検証】オンライン会議中に無断で「飲み会」を開いたらバレるのか? お酒通販サイトの『酒ガチャ』に1万円課金して試してみた

2020年6月5日
提供:リカー・イノベーション

本当はいけないと思いつつ、ついやってしまう事としてよく挙げられるのがテレワーク中の飲酒である。まあ誰も見ていないのだから、気付かれる可能性はほぼゼロに等しい。実は自分も……って人はけっこう多いはずだ。

では、オンライン会議中の飲酒はどうだろうか? カメラに映ったらさすがにバレるのかな? いやいや、それではまだ手ぬるい。もういっそのこと、オンライン会議中に飲み会を開いてみたらどうだろう? というワケで、さっそく試してみた! 

・数日後

毎週開催されている当編集部のオンライン会議。10数名が参加するこのミーティングは、和やかな雰囲気ながら内容自体は至って真面目なものだ。しかし、この日ばかりは異様な空気に包まれていた。


パソコンのモニターに映し出されたもの。それは……



営業・ジュンくんの不気味な笑みだったのだ。


ここで話は会議前日にさかのぼる──。


・酒ガチャに課金

ミーティング中にジュンくんと飲み会を開くことにした私(あひるねこ)。二人とも日本酒が好きなので、当日は以前ご紹介した日本酒通販サイト「KURAND(クランド)」の “酒ガチャ” で当てたお酒を飲もうという話になった。酒ガチャとは、「KURAND」のお酒がランダムで詰め込こまれたお買い得BOXのことだ。


酒ガチャを体験するのはこれで3度目だが、何が届くか分からないので毎回ワクワクしてしまう。果たして今回はどんなお酒に出会えるのだろうか? 5つあるプランのうち、税抜1万円の『5連酒ガチャ』にレッツ課金! その結果が……


こちらである!

・たっぷり5本

なるほどなるほど……! 日本酒3本に果実酒が2本か、悪くない……!! それではいつも通り、1本ごとに名前と値段をチェックしていこう。


・新潟県『Single Origine Sake 佐渡』純米大吟醸(税抜2980円)

なんといきなり “SR(スーパーレア)” に分類されるちょっとお高めな日本酒が登場だ! 続いて……。


『Cold Press Collection メロンのお酒』(税抜1750円)

『まるごと完熟温州みかん』(税抜1750円)

奈良生まれの果実酒を2本挟み……


・高知県『土佐DOG』純米吟醸(税抜1620円)

ジャケもインパクト大な日本酒をドロップ。そして残る1本は、和歌山県の『FRESH VINTAGE 2016』という純米吟醸酒だが、コイツの金額が大変なことになっていた。聞いて驚け……! なんとなんと……


税抜7800円である!!!!!

・規格外

ヤベェェェェェェエエ! 何だよその値段!? 先ほど書いたように、今回選んだ酒ガチャは税抜1万円のプランだ。そこに1本約8000円の日本酒が入ってるとかどうなっとんねん。これにより、入っていたお酒の合計金額は税抜1万5900円という異常事態に。マジかよ……!



元を取れたかそんなレベルじゃねーぞ。一体何が起きているんだ? 実はこの後、その理由が明らかになるのだが……おっと、そろそろ会議が始まるので飲み会の準備をしなくては。


飲むのは当然、例の『FRESH VINTAGE 2016』。


ジュンくん側の準備も整ったようである。それでは、サイレント飲み会スタート!

・ミーティング開始

時刻はお昼の12時を回ったころ。恒例のオンライン会議が始まった。


最初はモニター越しの会話に違和感があったが、今ではみんなすっかり慣れたもの。当たり前の会議が当たり前のように進行していく。

・状況開始

二人して酒を飲んでいると気付かれないよう、会議中ジュンくんと私は個人チャットでやり取りをする予定だ。じゃあジュンくん、そろそろ……乾杯しとく?



最初にして最大の関門、それがオンライン乾杯である。他のメンバーのモニターにも私とジュンくんの姿は映っているワケで、カメラに向かってグラスをかざすという行為は非常に目立つと思われるが……。しかしここを突破しなければ先に進めぬ。心を決めるぞ。いざ……


乾杯ッ!


・大成功

いったいったいった、確実に乾杯した! そして……まさかの誰も気付いてない!! うおーーーーー! 超怖ェェェェェエエエエエ!! 明らかにカメラ目線で乾杯をキメるジュンくん。しかし、そのことを指摘してきた人間はいなかったのである。


バレていない。というか、たぶんバレない──。そう確信した我々は、グラスに注いだ酒ガチャ日本酒をグビグビと喉に流し込んでいく。私のグラスなんて、底が蛇の目模様になった完全日本酒仕様であるにもかかわらず、画面上ではまるで水でも飲んでいるかのような自然さだ。


-5℃の氷点下の中で長期間熟成させたという『FRESH VINTAGE 2016』は、フレッシュでありながら熟成した濃醇な香りも併せ持っているのが特徴。口に含むとジューシーな甘みが華やかに広がり、開栓から時間が経つとそれはさらに際立つ。さすがのウマさである。


・大当たり?

にしても、どうしてこんな高価な日本酒が入っていたんだろう……? するとジュンくんから以下のようなチャットが飛んできた。なになに?


ジュンくん「あひるねこさん、飲んでますか? 僕は激しく飲んでいます、フフ……。やっぱり酒ガチャは楽しいですね。聞いた話ですけど、今回から酒ガチャに『大当たり』が出現しているらしいですよ。なんでも希少な超レア酒が含まれる可能性もあるんだとか……」


大当たり……? そ、そういえば! 箱を開けたら中にそんな紙が入ってたかも!! てことはつまり、この『FRESH VINTAGE 2016』は大当たりにしか入っていないという “LR(レジェンドレア)” 酒!? うおおおおおお! ジュンくん、大当たり来たよ! 大当たり!!


・異変

特大の幸運を引き当てていたことに気付いた私は、喜びのチャットをジュンくんに飛ばす。でもまあ、感情の起伏がほとんどない “無” の化身・ジュンくんのことだ。きっと大したリアクションはないだろう……と思いきや。なんと、こちらも大当たり……!


ジュンくんテンションMAXのツボ……!!



・終わりの始まり

え、急に? という勢いで突然ブチ上がり始めたジュンくん。大当たりが出たことがそんなに驚きだったんだろうか? ちなみに、ジュンくんの方は当たりは出なかったらしい。つまりハズレである。とは言え……

“SSR(スペシャルスーパーレア)” 酒に分類される埼玉県の純米酒『白那』が入っていたりと、その内容は十分すぎるほどに充実している。だから全然ハズレじゃないよ、ジュンくん! と言いかけた、次の瞬間だった。


「僕はハズレでした、ハズレ! フフ……!!」


突如パソコンのスピーカーから流れ出すジュンくんの声。


・決壊

いやいやいや。ちょ、ジュンくん……! 皆の「え?」という戸惑いの感情がモニター越しに伝わってくるかのようだ。


何が起きたのか分からず、呆気にとられる編集部メンバーをよそに、ジュンくんは「ハズレ、ハズレ……」と不気味な笑みを浮かべながら連呼している。原因は不明だが、その光景はどんなに控えめに言っても地獄絵図であり、私は今すぐこの場から逃げ出したいという激しい衝動に駆られたのだった。


やめよう。



オンライン会議中の飲み会。


– 完 –

参考リンク:KURAND「酒ガチャ」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼何が入っているかは届いてからのお楽しみ。

▼中身は選べないが、アレルギーや簡単な要望などを「注文メモ」へ記載することは可能だ。「果実酒だけ」なんて注文もできるぞ。

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