楽天モバイルは2020年4月8日から、「Rakuten UN-LIMIT2.0」をスタートした。これは月額2980円が1年間無料になるサービスで、都市部など楽天回線が利用できるエリアなら、データ通信の上限なし。「Rakuten Link」(Androidアプリ)を使えば通話かけ放題。まさに、制限なし(Unlimit)のサービスだ。

上限なしとはいえ、データを使いすぎると多少速度に影響が出るそうなのだが、はたして実際はどうなのか? 1カ月間、楽天の回線だけでデータ通信を行ったところ……思った以上に快適だった! これで1年無料は、かなりありがたい。

・音声はドコモ、データは楽天

4月末にアップルで購入した私の端末、iPhoneSEは「デュアルSIM」に対応している。これは2つの回線を使用できることを意味する。1つの回線は、20年以上同じ番号を使っているドコモの回線。そしてもう1つが、4月末に契約した楽天の回線である。ドコモは主回線として音声通話、楽天は副回線としてデータ通信用に使い分けることにした。


・5月のドコモのデータ使用量は……

4月までの私の回線状況は、ドコモのギガホ(30GB)に+30GBついてくるキャンペーンが適用されていた。60GBもあれば当面安心。と思っていたら、映画を見たり、ライブ配信してみたりした結果、4月末直前に60GBが超えてしまい、1GB(1000円)買い増ししたのである。家のWi-Fiを使いたかったんだけど、うちのが遅くて動画もまともに見れんのんじゃあ……。まさか60GB超えるとは。


5月はデータ通信を楽天回線のみで使用した。したがって、先月60GB行っていたドコモのデータ通信量は……。


0.01G(33KB)、少なっ!


何かの拍子で、多少ドコモでデータ通信をした覚えがある。その時のわずか33KBしか使用していなかった。ちなみに5月31日の段階で、60GB丸まる残っていることを確認している。


・映画、アニメ、生配信、ゲームなど使い倒した結果

さて、5月の1カ月の間に、私がどんなデータ通信をしたかを、以下にまとめてみた。

■月~金 おおむね10~18時頃まで記事執筆
■毎日ネットサーフィン
■時々YouTubeでライブ配信(最短20分から最大2時間:計8回)
■劇場版エヴァンゲリオン「破」「Q」視聴(YouTube)
■テレビアニメ版エヴァンゲリオン全26話視聴(AmazonPrimeビデオ)
■新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に (AmazonPrimeビデオ)
■新世紀エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:DEATH(TRUE)2 (AmazonPrimeビデオ)
■PCゲーム『BeamNG.drive』購入(Steam)
■PCゲーム『Saints Row: The Third』購入(Steam)
■PCゲーム『Saints Row IV』購入(Steam)


おおまかにこんな感じ。ネット三昧といっても良い生活を送っている。ざっくりとデータ使用量を計算してみると……。映画の視聴が仮に1本(2時間)あたり標準画質で、データ通信量が2GBだったとして、映画4本視聴で8GB。アニメ1話分標準画質の通信量500MBだったとして、アニメ26話分で13GB。ゲームのデータ量はそれぞれ『BeamNG.drive』が20GB『Saints Row: The Third』・『Saints Row IV』ともに10GBずつ

単純に計算できるだけでも、61GBも使用していることになる。さらに普段の仕事やネットサーフィン。YouTubeのライブ配信でもデータ通信を行っている。とにかくめちゃくちゃ通信量を使ったのは間違いない。その感想を一言でいうと……。


快・適!


そこまで大きくストレスを感じることはなく、基本的には快適に使うことができた。ただし、データ量の大きいゲームをダウンロードしたり、2時間を超えるライブ配信を行った直後は、速度が遅くなった。ある一定量以上のデータ通信を継続して行っていると、その日の24時頃まで速度低下したと感じることがあった。ただし日をまたぐと、また元の速さに戻っていた。


とりあえず、この1年間は月額2980円が無料なので、データ回線を楽天のまま使用を継続していきたいと思う。この先も使い続けるかどうかは、1年後に考えるつもりだ。

参考リンク:楽天モバイルドコモ
Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「Safari」