家の中でマジメに仕事なんかできるわけねええええええ! とか思ってダラダラとニュースを眺めていたら、福岡県北九州市の「テレワーク推進北九州応援プラン」が目に留まった。なんでも市内のホテル等がテレワークの拠点としてかなりお得に利用できるらしい。マジかよ。
そんなの使うしかねえだろ! ということで、ダッシュで「応援プラン」に参加している宿泊施設をチェックし、北九州市のランドマークホテル『リーガロイヤルホテル小倉』を予約。おかげで快適な環境で仕事ができたぞ。今回はプランを利用する流れ等を詳しく紹介したい。
・テレワーク推進北九州応援プラン
福岡県北九州市は、家庭で仕事ができない方へWi-Fi環境の整った市内宿泊施設をテレワークの場として提供。具体的には「1人1日3000円」を上限に、利用料の半額を市が補助することを決めた。つまり、テレワークの推進で感染拡大を食い止めつつ、宿泊業者の業績回復も支援しようってこと。
格安かつ最高の環境で仕事ができるチャンスだから見逃すわけにはいかない。ちなみに、1人1室の利用が原則、チェックインは主な企業の始業時刻である9時から可能で、宿泊もOK。6月末までの利用が補助対象となるそうだ。参加施設情報は「北九州市観光情報サイト」で確認できる。
・リーガロイヤルホテル小倉へ
で、冒頭でお伝えしたとおり、今回は『リーガロイヤルホテル小倉』の「テレワーク応援プラン」を予約。助成金の適用で料金は4000円、朝9時から利用することにした。ホテル到着時に、ホテル登録とは別に「北九州市の利用確認書」にも氏名、連絡先等を書く必要がある。
カードキーを受け取り、さっそく北九州市内を見渡せる21階の部屋へ。今日の仕事場は「2108号室」だ。ドアを開けると……
ほほう……
イイ部屋じゃないですかアアアッ!
とりあえず仕事に取り掛かる前にカーテンを全開にして、21階からの絶景を堪能しておくぞ。
どうやら新日本三大夜景が眺められる「皿倉山」や、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを彷彿させる「若戸大橋」などが一望できるようだ。やべぇ……ずっと眺めていられる。仕事できねぇぇ。
反対側を向けば、広々としたダブルベッド。一応、寝心地も確認しておこう……なるほど、まるでマシュマロのようにフカフカだな。昼寝のつもりが「起きたら朝」になるパターンの気持ち良さである。こうなると「あえて仕事をしない」という選択肢もあるかもしれない。
──いや、仕事はするか。せっかく集中できる環境が整っているのだ。デスクが広くてWi-Fi接続はもちろん無料。空気清浄機もあるし、ミネラルウォーターも2本ある。この上質な空間をきちんと利用できるビジネスマンになれ……と自分に言い聞かせて仕事を始めた。
昼休憩はテイクアウトを利用。ササッと部屋に戻って食事を済ませてから仕事……ではなく、テレビをつけて長い時間のんびりしてしまったが、少しくらい気を抜いてもOKでしょう。
とにかく1日ホテルにこもって仕事をした感想は、やっぱりイイ! 自分自身にスイッチを入れればかなり集中できる。もちろん自宅よりも、だ。
場所を変えたことで気分転換になったし、微力ながらホテルに貢献してると思うと気分が良い。自分のためであり、地域のためでもあるからな。
というわけで、出勤者を減らしてホテル業界の支援にもなる「テレワーク推進北九州応援プラン」はかなりオススメである。宿泊施設にもよるが、リーガロイヤルホテル小倉は駐車場も利用無料だったぞ。働き方を考えている企業、個人の方は当プランの活用を検討してみてはいかがだろうか。
参考リンク:北九州市「テレワーク推進北九州応援プラン」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼広々としたデスク
▼1人利用でもダブルベッドで最高でした