ロケットニュース24

【カオス】女性漫画家が描いた『ワンピース』がヤバイ

2020年3月16日

少年漫画の代表格『ONE PIECE(ワンピース)』。作者の尾田栄一郎先生は男性だが、もし『ワンピース』を女性が描いたらどうなるのか? 答えは “カオスが生まれる” である。具体例を挙げて説明しよう。

本日2020年3月16日、 少女漫画家・槙ようこ先生描き下ろしの『ワンピース』ゲームコラボレーションイラストを公開された。そこには主人公ルフィをはじめ、四皇のビッグ・マムことシャーロット・リンリンなどが描かれているのだが、端的に言って誰やねんな事態となっているのだ。

・もしも『ワンピース』が少女漫画だったら

『愛してるぜベイベ★★』などの人気作で知られる槙ようこ先生。「りぼん」で活躍した、あえてジャンル分けをするなら少女漫画の作家である。ザ・少年漫画な『ワンピース』とは対極の作風のように思えるのだが、物語のあらすじを読んでみると、予想以上に大変なことになっているため以下でご紹介したい。


「あまいあまい乙女の花園、私立ホールケーキ学園に、手が伸びる特殊能力を持つ壁ドンが得意な男子高校生『ルフィ』がやってきた。彼をひとめ見たその時、お菓子にしかトキめかないはずの生徒会長『シャーロット・リンリン』の身に異変が……!? この発作……もしかして “恋わずらい” !? 学園に恋の嵐が吹き荒れる!!」


そう、一字一句あますことカオスである。多少は「ジャンプ」に寄せていくかと思いきや、完全に「りぼん」をバトルフィールドとして選択しているではないか。一切妥協なしの超ストロングスタイルに、少女漫画家としてプライドを感じずにはいられない。

・誰やねん

ここで注目は、主人公ルフィの設定である。イケメン高校生に改変されているのはまだいいとして、「手が伸びる特殊能力を持つ」ってそこは変えないのかよ。学園ラブコメで手が伸びちゃうキャラはアカンだろう。しかもこの能力、目的が「いつでも壁ドンできるように」らしいぞ。お前は何を言っているんだ。

そしてルフィ以上にヤバイのがビッグ・マムである。我々が知る限りビッグ・マムとは、『ワンピース』の世界に君臨する4人の大海賊・四皇の一角にして、懸賞金43億8800万ベリーを誇る巨体のばあちゃんのはずだが……え?



ビッグ・マム……?

・カオス

いや誰やねん。この「りぼん」っぽい女子は誰やねん。もしかして槙ようこ先生は、『ワンピース』を読んだことがないのではないか? だってあんた、ビッグ・マムって一人称「おれ」だからね。絶対「ハ~ハハママママ!」とは笑わなそうである。念のためもう一度言おう。誰やねん。


なにやら本家より続きが気になってしまう学園版『ワンピース』。ただ残念なことに、このゲームが実際に発売される予定はないらしい。マジかよ~。まあ発売されたら海軍大将が動くレベルの事件になりそうなので、世界の均衡を考えるとその方がいいのだろう。続きは各自で夢想してください。

参照元:ONE PIECE 海賊夢想
執筆:あひるねこ
Photo:©尾田栄一郎 / 集英社・フジテレビ・東映アニメーション、©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼他のキャラはこんな感じ。ナミ。

▼ロビン。

▼ハンコック。

▼キャロットとレイジュ。

▼たしぎ。

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

モバイルバージョンを終了