ロケットニュース24

【衝撃】ピカチュウさん、アメリカでプロレスラーになってた(ならされてた)

2020年2月18日

イチロー、羽生結弦、八村塁らさえも凌駕する日本発祥の世界的スーパースターといえば、ご存じ「ピカチュウ」である。その可愛らしさは言葉の壁を軽々と越えていき、日本のみならず世界中で絶大的な人気を誇っていることはみなさんご存じのことだろう。

そのピカチュウが、なんとアメリカでプロレスをしているという。ピカチュウが……プロレスだと? 「仕事を選ばない」で有名なキティ先輩だって、さすがにプロレスラーにはなっていないハズ。ところが動画を確認してみたところ、確かにピカチュウはプロレスラーになっていた。というか、舞っていた。

・アメリカのインディーズ団体

プロレスラー「ピカチュウ」こと『ピカドュード(PikaDude)』がリングに登場しているのは、「ニューテキサスプロレスリング(New Texas Pro Wrestling)」なるアメリカのインディーズ団体である。


プロレスにおける “インディーズ” とは、いわば中小規模のプロレス団体のことを言う。その昔、アメリカには多くのプロレス団体が存在したが、いまメジャー(大規模)と呼べるのは「WWE」だけ。インスタによれば2018年に設立されていることから「ニューテキサスプロレスリング」は新進気鋭のインディーズ団体と言えるだろう。

・大ピカチュウコール

ところで、なぜ「ニューテキサスプロレスリング」はピカチュウをプロレスラーとしてデビューさせたのだろう? 動画を見る限り、ピカチュウはピカチュウのままプロレスラーになっているので、動きづらさや視界の悪さもプロレスには不向きとしか思えない。やるならもうちょっと考えても良かったのではなかろうか?

……なんてことを一瞬は思ったが、動画を見て答えは解けた。みんな “そのままのピカチュウ” が好きなのだ。ピカチュウがやられれば盛大なブーイングが巻き起こり、そしてピカチュウが舞おうとすれば会場中から “大ピカチュウコール” が発生する。そのままのピカチュウだからこそ、みんなのハートを鷲掴みに出来るのであろう。


プロレスラー・ピカチュウの人気を疑っている人は、動画の中でも最も盛り上がっている「机の上にダイブするハードコアすぎるピカチュウ」をぜひご覧になって欲しい。メジャー団体のエース級のプロレスラーだって、ここまでの声援はなかなか集められるものではない。まさにカリスマである。

・お、怒らないで……!

なお、プロレスラー・ピカチュウが本物かニセモノかなどという質問は愚問でしかない。ピカチュウはピカチュウであり、ゲームでもアニメでもプロレス会場でも絶大な人気を誇っている……それでいいではないか。どうかニンテンドー様、怒らないであげてください。

とにもかくにも、ピカチュウの人気は本物のワールドクラスであり、プロレスラーになったところでそれはいささかも変わらないようだ。いつか日本でプロレスラー・ピカチュウが見られる日は……たぶん来ない。

参考リンク:New Texas Pro Wrestling 、 Twitter @OGPikadude
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼Twitterでは「ピカピカ」しか言っていない。ピカチュウだ。
https://twitter.com/OGPikadude/status/1229135501581520901

▼ピカチュウがやられると大ブーイング。
https://twitter.com/BryMoon_TSS/status/1212061553744322561

▼1番の注目はコレ! 大ピカチュウコールを聞け!!

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