寒い! 猛烈に寒い!! 今年は暖冬と言われていたのだが、『tenki.jp』によればここ数日は関東でも気温が低く、雪への警戒も必要らしいので、外出時には十分に気を付けて欲しい。そんな寒い盛りに、毎回あのイベントは行われている。
都市型やきいもフェスティバル「品川やきいもテラス」だ。今年も来たぞ! 回数を重ねるごとに来場者数も増え、今年は初日に開場1時間で売り切れたお店もあった。みんなやきいも好きすぎだろ!
・やきいもモンブランクレープ
2017年1月に初開催したこのイベントは、今年で4回目。初回から好評を得ており、回を追うごとに来場者が増え、累計来場者数はなんと13万人にも及ぶそうだ。やきいも人気ハンパない! その開催初日(2020年1月27日)に開催初日に会場の品川シーズンテラス イベント広場に行ってみると、人気店には早くも長蛇の列。
この日は例年に比べて風が弱く、くもり空の割には過ごしやすかった。が! やっぱり寒い。いつ買えるかもわからないのに、列でジッと待てるほど、私はやきいもを愛していない。できるだけ早く買えるものを選ばなければ! そう思い、最初に向かったのは「やきいも処 Doco? 弐番館:山形県鶴岡市」のブース。
ここで購入したのは、「やきいもモンブランクレープ」(1000円)である。寒いからみんなアツアツのやきいもを買い求めるはずだ。きっとクレープは並ばずに買えるだろう……と思ったら真のやきいもファンは違った。寒さ負けじとクレープを買う! アイスまで買う!! やきいも愛に寒さは関係ないらしい。約5分待って私(佐藤)もクレープを受け取った。
アイスでも入っているかと思ったら、中にはクリームとダイス状にカットした紅あずま。クレープのてっぺんには、ペースト状にしたいもをしぼり出している。クリのモンブランのように見えるが、食べてみるといも!
冷たくないから寒くても食べられる。このほかこのお店では、やきいもホットスムージー(600円)や、やきいもブリュレクリーム(600円)を販売しているぞ。
・メープル・バニラ・やきいもポタージュ
何かあたたかいものを飲みたいと思い、次に選んだのは「やきいもコロ:愛知県知多郡」のブース。イベント会場でしか提供していないメニューの1つに、「メープル・バニラ・やきいもポタージュ」(700円)がある。
ポタージュ!? それあったかいんじゃないの? と思ったら、このメニューは、安納芋のあたたかいポタージュの上にバニラアイスをのせてメープルシロップをかけるという、冷と温を一度に楽しめる飲みものだった!
お店の人いわく、バニラアイスをポタージュに混ぜると、ちょうど良い甘さになるのだとか。言われるままにアイスをよく混ぜて溶かしこむと、いもの甘さにアイスのコクが加わって、実にまろやかな旨味になる。
美味しいのはたしかなのだが、気温を考えればもう少しアツアツのメニューをチョイスすべきだった。ちなみにこのお店では、紅はるか(500円)、なんたん蜜姫(S400円、M700円、L1000円)のほか、やきいもコロッケ(3個500円)などを購入することができるぞ。
・種子島紫
十分に堪能したのでもう帰ろう。寒いし……。
と、会場を離れようとしたところで、大事なことに気付いた。いも、食ってない! ということで引き返して、比較的スムーズに買えそうなところを選んでいもを食うことにした。最後に選んだのは、「薩摩芋蜜匠 あめんどろや:東京都文京区」である。
私は今回3回目の参戦だが、いまだに1度も食べていないものがあることに気付いた。それは紫芋である。ここのブースで扱っている種子島紫(M400円)を購入し、食べてみることにした。
表皮は一般的なサツマイモに比べて白いのに、半割りにしてみると中はとても鮮やかな紫色だ。食感はホクホクとしていて、柔らかい甘さ。蜜感の強い他のいもに比べると、優しく上品な印象を受ける。
ちなみにこちらのブースでは他に、おいもの蜜とりんごのパイ(400円)、いも蜜大学芋(200g 600円)などの販売を行っている。
開催期間中は厳しい寒さが予想されるので、防寒対策を万全にして出かけて欲しい。なお、販売商品の売り切れ情報等については、公式Twitter( @yakiimo_terrace )を確認するといいだろう。
・イベント情報
名称 品川やきいもテラス2020
場所 品川シーズンテラス イベント広場(東京都港区港南1丁目2-70)
会期 2020年1月27日~2月2日
時間 12:00~19:00 / 2月1日10:00~19:00 / 2月2日10:00~18:00
参考リンク:Twitter @yakiimo_terrace、tenki.jp
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24