加熱式たばこ市場は、ここのところグロー(glo)が存在感を強めている。2019年8月に低温加熱式の「センス(sens)」を発売開始した直後、9月3日の記者発表会で「プロ(pro)」と「ナノ(nano)」の発売を発表した。
今年に入って、ライバルのプルームテック(ploomTECH)は、「プラス(+)」と「エス(S)」の発売を開始。唯一沈黙を保っていたのがアイコス(iQOS)である。
そのアイコスが突然、9月25日に新モデル「アイコス3デュオ(iQOS 3 DUO)」の発売を開始した! 1回のホルダー充電で2本まで吸えるという。マジかよ! 吸う度に充電する手間が半分に減るぞッ!!
・ポップアップストアのある場所は……
この新モデルに関しては、事前情報がほとんどなかった。私(佐藤)はフォローしている公式LINEアカウントでその情報を知ったのである。9月25日からオンラインストアで、26日からは全国9店舗のストアで店頭販売開始となっている。
25日から3日間限定で、東京・原宿の商業施設「jing(ジング)」にポップアップストアがオープンし、ここでも購入できるという。これは買いに行くっきゃない! ……待てよ、 “ジング” って何か聞いたことあるな。なんだっけ?
あ! 思い出した!! 東京タピオカランドがあった場所だ!!
…………なんでなくなっちゃったのかな、タピオカランド。俺、大好きだったのに……。また会えるかな、タピオカランド……。
・行列か!?
やばい、思わず涙が出てきた(泣)。って泣いている場合じゃない! きっと今回の新モデルも熾烈な争奪戦が繰り広げられているに違いない。アイコスは新モデルが出る度に品薄になって、販売開始直後は店舗前に大行列が通例だ。急がねば!!
開店時間の15分前、10時45分に現地に到着すると、並んでいる人の数はーーーッ!
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………1人………
楽勝でした。ちなみにこの日1番の人は、私と同じく15分前にここに来たとのこと。
・アイコス3との違い
さっそく購入。販売開始時の価格は9980円。なお、アイコス3は8月26日より値下げとなり8980円。つまり、プラス1000円で新モデルが購入できることになる。
開封してみると、チャージャー・ホルダー共にこれまでのモデルと変わっていないように見えるのだが……
従来のアイコス3と並べて見ても、やっぱり変わってない?
ちなみに私のアイコス3は、2018年10月から使い始めて、約1年になる。故障はしていないが、チャージャーはボロボロだ。
・2本連続喫煙可能
3とデュオ、何が違うのか? 熱心なアイコスファンの皆さんならすでにお気づきだろう。喫煙が可能かどうかを示すホルダーのライト(ステータスライト)が2つになっている。
これが2つとも点灯すれば、2本の喫煙が可能。1つの場合は1本の喫煙が可能なのだ。
ホルダーについても同様、ライトが2つになっている。
・これ、ええやん!
実際に吸ってみよう。1本目のヒートスティックをホルダーに挿し、ホルダーのボタンを押すと2つのライトが点滅 → 点灯する。
ここまでは従来のモデルと変わらない。味も安心のアイコスクオリティだ。
ここからが新体験! ホルダーをチャージャーに戻さずにヒートスティックを挿入。そしてボタンを押すと1つのライトが点滅 → 点灯。
2本目吸えた! めっちゃええやんッ!!
ちなみにホルダーの充電時間はヒートスティック1本分の充電の場合、約1分50秒。2本分の場合は約5分15秒となっている。続けて吸える代わりに、ホルダーが満充電となるのに多少時間がかかる。また、続けて吸えることを良いことに、吸い過ぎる可能性も否めないのでほどほどに。そして当然のことながら、喫煙は20歳になってからだぞ!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24