タピオカブームは、今まさに絶頂を迎えている。来年、どれだけのお店が残っているのか、心配になってしまうほど、そこら中にタピオカミルクティーのお店が増え続けている。
私(佐藤)は以前、タピオカがイクラに似ていることから、軍艦巻きにチャレンジした。残念ながらその試みは失敗に終わったのだが、東京タピオカランドでは稲荷寿司にすることによって、ひとつの答えを導きだした。
私はさらに考えた! 逆もあり得るのではないのか? と。逆とはつまり、イクラをミルクティーに入れてもイケるのでは? ということだ。気になったので、即実践!!
・北海道産のイクラ
まずはイクラを調達。毎度おなじみの伊勢丹新宿店の地下1階、生鮮食料品コーナーへ。たとえスーパーにイクラが売っていなかったとしても、ここなら絶対に手に入る。そう確信して、売り場に行くとやっぱりあった! 北海道産イクラの醤油漬け。
これと、今となってはどこでも買えるミルクティーをタピオカ抜きで購入して、準備完了だ。
箸でつまむと、光に照らされてイクラの粒が光り輝いて見える。海の宝石といっても過言ではないだろう。美しい。
これをアツアツの白ご飯にのせて、思いっきり食らいたい気分。だが、今回はそれが目的ではない。白ご飯はここにないのである。では、どうするか? イクラの相手をするのはミルクティーだ。
箸でつまんだ輝くイクラを……
ミルクティーのなかへと投下!
これを2度3度と繰り返し、好みの量のイクラを投入すればイクラミルクティーの完成だ。
どうだろうか? パッと見た感じ、容器の底に沈殿している様子は、まったくと言っていいほどタピオカと変わらない。これを持って街を歩いたとしても、イクラが入っていることを見抜ける人はゼロだ。誰にもバレずにイクラをすすることができる。
・味はどうか?
見た目は良いとして、問題は味。せっかく醤油漬けにして塩辛くしたイクラを、甘いミルクティーのなかに入れるとどうなってしまうのか? 実際にすすってみると……
まず、食感はとてもいい! 粒が小さくて飲みやすく、噛むとプチっと弾ける感じがとても良い。タピオカが苦手な私にとって、食感は合格。むしろ、トッピングにイクラを加えて欲しいと本気で思える。
問題は塩辛さだ。口に含んだミルクティーのなかで、イクラの塩辛さが弾ける。耐えられないほどではないものの、味の衝突は確実に起こっている。無視する以外に、これに対処する方法はない。
醤油漬けにしたイクラの塩気を抜けば、イクラミルクティーをより美味しく頂くこともできるが、それはちょっと手間なので、やっぱりタピオカで我慢するより手がないのかもしれない。
いっそのこと、回転寿司チェーンがオリジナルメニューとして、おいしいイクラミルクティーを開発してくれると良いのだが……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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