
私(佐藤)は個人的に、カップ焼きそばといえば「ペヤング」だと思っている。正直なところ、味は「日清焼きそばUFO」の方が好みではあるが、圧倒的大多数の種類が存在するカップラーメンに対して、ペヤングはカップ焼きそばの存在意義を堅持しているように見えるからだ。ペヤングがなければ、カップ焼きそばはずっと前に衰退したのではないか? とさえ思っている。
さて、そんなペヤングが、最近「チーズMAX」という新商品を発売した。かなり期待して食べたものの、そもそもペヤングとは何か? を考えることになってしまった……。
・これまでのMAXシリーズ
ぺヤングはこれまで、かなり先鋭的な期間限定商品を多数世に送り出してきた。カロリーのバケモノ「超超超大盛 GIGAMAX」は言うまでもなく、同様に量+ テイストで勝負した「激辛やきそば 超超超大盛 GIGAMAX」、「超超超大盛 マヨネーズMAX」。そのほかにも、「からしMAX」、「パクチーMAX」、「わかめMAX」、「背脂MAX」など。知恵を絞り出しているとしか思えないようなものも少なくない。
・チーズMAX発売
そして、2019年8月26日より発売開始になったのが、今回紹介するチーズMAXである。
これまでの結構ムチャクチャな味と比べると、チーズに目新しさを感じない。むしろ、今までなかったのが不思議な気さえしてくる。よく考えたら、焼きそばにチーズを加えるというのは斬新かもしれない。コクが加わって、ペヤング最大の魅力のソースの旨味が増すのかも? そんな期待が頭をよぎった。
・つくり方
ということで早速作り方を説明しよう。念のため、メモのご用意を。まずは表のパッケージを取る。すると、次に内蓋を点線のところまでめくる。この時、めくり過ぎないように注意しよう。
ソース・かやく・後入れ調味料を取り出しておく。
次に麺のうえにかやくをあけ、容器内側の線のところまで熱湯を注ぐ。ヤケドしないように気を付けよう。
3分経ったら、湯切り口をめくってお湯を捨てよう。勢いあまって麺を放流してしまわないように、細心に注意を払って挑んで欲しい。気を抜くな!
十分に湯を切ったら、ソースをかける。
ここで一旦ソースを麺全体に馴染ませるようによく混ぜる。そのうえで、後入れ調味料を麺のうえにあける。
・未知のテイスト、粉チーズ
ここからはペヤングファンにとっても未知の領域だ。後入れ調味料とは、粉チーズである。それがMAXとなると、どれだけの量を、馴染み深いペヤングにかけることになるのか? とにかく袋の中身を全部出してみた。なるほど、この粉チーズの量はMAXと呼んでも良い量ではないだろうか? パスタでもここまでチーズをかけない。
私がこれから食おうとしているものは、ナポリタンスパゲティだっただろうか? そう錯覚するほどの大量の粉チーズ、今食わんとしているのはたしかみペヤング、つまり焼きそば。正確には焼いていない焼きそばである。
さらに良く混ぜて、チーズMAXのペヤング完成! 見よ、このルックスを!!
↓
↓
↓
↓
↓
………実に味気ない、迫力に欠ける………
チーズが麺に良く馴染んだのは良いのだが、存在感がなくなってしまった。
目には見えなくなったが、チーズはたしかにいる。匂いがその存在を証明してくれている。そこいたのか、チーズよ!
実際に食ってみよう。はたして、ソースはチーズのコクをまとって美味くなったのか?
食べてみると、期待ほどは美味くなっていない。理由はカンタンだ。ソースの水分を粉チーズが吸ってしまったために、ソースとチーズでお互いの魅力を抑え合ってしまったのだ。まずい訳ではない。かといって、劇的に美味くなったかと言われると、それもまた違う。あえて厳しく言うなら、チーズはなくても良かった……。である。
・ペヤングとは何か?
つまるところ、ペヤングとはなんなのか? ここ数年、話題性を狙った奇抜商品が続々と登場しているのだが、カップ焼きそばではないのか? この問いに、私は合理的な答えを見出した。ペヤングがカップ焼きそばだと思うから、奇抜商品を許容できない気持ちになる。ペヤングはきっとカップ焼きそばではない。ペヤングは「ペヤング」なのだ。
ラーメン二郎が「二郎という食べ物」と呼ばれるのと同じように、ペヤングはペヤングなのであって、カップ焼きそばというくくりをはみ出しているのだ。もはや焼きそばを食べる気持ちでペヤングを食べる必要はない。なぜなら、ペヤングはペヤングだから……。
この先もきっと、ペヤングは私たちを喜ばせたり、驚かせたり、時にガッカリさせるかもしれない。その度に、このことを思い出してほしい。ペヤングはペヤングなんだと……。
佐藤英典












【食べ過ぎ注意】カロリーのバケモノ! ペヤング「超超超大盛 GIGAMAX」を食べてみた!!
【検証】「ペヤングやきそば味」のチータラは再現性がすごい! 逆にペヤングにチーズを入れたら美味いのでは? と思って確かめたら…
【衝撃】ペヤング「モノホントンコツMAX」やきそば、本当に臭い → 歴代最凶のペヤング誕生か?
【優勝】セブンのカップ焼きそばがマジで強い件 / ぶっちぎりの爆速とコスパなのに、ちゃんと大盛りで美味い
【物申す】焼き海苔『バリバリ職人 ペヤング激辛焼きそば味』の再現性はいかに? いろんな食材と食べ比べて到達した真理
編集長が選ぶ! ホントに美味しい「チキン」ランキング ベスト8! / 第26回おすすめ〇〇選手権
セブンイレブンには今「麺類を調理してくれるロボット」がいる / 店舗限定「お店で仕上げた できたて麺」を体験してみた
【ガチ穴場】新宿駅徒歩4分の場所に“信じられないほど静かな和風宿”があった / 1泊8000円「景雲荘」
【美濃焼】おうちカフェ食器10点入り3980円の福袋が大正解! ただ、ひとつだけ不満な点もあった…
お好み焼きを「広島焼き」と言うと広島の人が怒るのはなぜなのか?→ 意外と熱い理由があった
全国で4か所! 牡蠣もアワビも食べ放題の超豪華バイキングが圧巻「大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル」
【家焼肉】プロの料理人は言った。「そんなの業スーでザブトンですよ」と。〜ぼっち忘年会最強プラン決定戦〜
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1840話目「忘年会⑥」
【悪夢かよ】横浜・伊勢佐木町の激安ホテルがアウトレイジ過ぎて震えた / まさかあの会長のホテルだったとは…夕食・朝食付き&25時間滞在OKで1泊7300円
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
中国「渡航自粛勧告」から1週間経った、東京・浅草を見に行ってみた
中国の「渡航自粛勧告」から2週間、現在の「奈良公園」で目の当たりにした意外な光景
【納得】ガストの「ジョブチューンで唯一不合格だった」メニューを食べてみた → 不合格にする気持ちがわかった
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
【事故】楽天で買った『訳ありB級フルーツ福袋』を開封した翌日、妻から信じられないLINEが来た「メロンが…」
【新発売】『ペヤング マヨネーズソース風キムチ焼きそば』を食べてみた結果 → 1ミリもペヤングじゃない(笑)
【破天荒】今度のペヤングは「さばの水煮」入り!『超超超大盛やきそばGIGAMAXグレートボス』が支離滅裂かと思いきや…!!
【天才か】世界初となる「ペヤング専用ホットプレート」が誕生! カップ焼きそば=焼いていないという矛盾を力技で解決してしまう
【超超超大盛】セブンイレブンで先行販売されているペヤングの新商品『四種四昧』をアラフィフのオッサンが完食した結果…
【狂気】ペヤング「超超超大盛 GIGAMAX」にまさかの『マヨネーズMAX』が登場! 究極のカロリーモンスターを食べてみた!!
【間違っていた】ペヤングのコラボ商品3種で『ロイヤルペヤング定食』を作って初めて気づいた “ペヤングの真理” とは?
【1食864円】ペヤング史上最高級レベル『ペヤング一贅沢やきそば 本物の松茸』を実食! 同じ味を再現しようとノーマルペヤングで魔改造したらとんでもない事態に
【激レア】ペヤングの新商品は久々のコラボ!『幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば』を食べてみた
【地雷?】ペヤング『なんちゃって蕎麦風 』が意外とウマい(笑)→ その正体は単なる「汁なしどん兵衛」でした
ZOZO前澤社長が「革命かも」と絶賛する『マルちゃん正麺焼そば』を食べてみた! 正直「革命」は言いすぎな気がしたが……