くる! くるぞっ! 猛暑が来るぞー!! ようやく梅雨明けとなり、いよいよ猛暑が続きそうだがスタミナは足りているだろうか。激しい暑さを乗り越えるには、十分に体力を付けなくてはならない。
体力をつけるとなれば、やはり「食事」。暑さに打ち勝つために何を食べるかは非常に悩むところだが、“目には目を、歯には歯を” だろう……。そう、暑さには熱さである! この夏を乗り切るために、是非オススメしたいラーメンが石焼らーめん専門店火山にはあるのだ。
・石焼らーめん専門店 火山
石焼らーめん専門店火山は、公式サイトによると栃木を中心に群馬、新潟、福島、宮城、埼玉へ店舗を構えている。「最後まで熱々で美味しく食べられるらーめんをお客様に提供したい」という信念のもと、なんと320度の石の器で食べる石焼らーめんを開発した。
そして今回オススメしたいのは、期間限定で販売しているメニュー『石焼灼熱 炎の旨辛ホルモンらーめん』だ。今年で5年を迎える人気の期間限定メニューで、2019年6月12日から9月1日まで販売をしている(宇都宮東口店は除く)。
・灼熱&激辛のらーめん
『石焼灼熱 炎の旨辛ホルモンらーめん』は、辛さが三段階で選べる。公式サイトでは、「人によって辛さの感じ方は千差万別なのでとても難しいのですが、私の感想ともに指標とさせて頂きますので参考にしてください」と、以下のように辛さの説明している。
①並辛……唐辛子5本分(私はすごく美味しく食べられる。辛さはちょっと物足りないかな)
②激辛……唐辛子10本分(結構辛い! 辛いもの得意な人は好きかな)
③猛辛……唐辛子50本分(これ何?)
1番辛い並辛ですら唐辛子5本分。どの辛さでも辛いことは間違いない。だが辛いだけでなく、これは320度の石の器で食べるという熱さもついてくる! このダブルパンチを食せば、どんな猛暑だって生ぬるく感じてしまう……かもしれない。
・沸騰するラーメン
さて、320度と言われても具体的に想像がつかないだろう。しかし、安心してほしい。ラーメンの器は、見た目から320度だと伝わってくる。
スープがとんでもない沸騰状態で運ばれてくるからだ。強火でグツグツ煮続けているようで、それが2~3分ほど続く。
・“猛辛” を食べてみた
ちなみに私が注文したのは猛辛。唐辛子50本分というだけあって、すでに湯気から辛味を感じる。辛いもの好きなら分かると思うが、本当に辛い食べ物は匂いからして辛いのだ。
しかし私は過去に、カップ麺界1の辛さを誇る蒙古タンメン北極ブラックを完食したことがある。そして最近は火柱を上げる京都・めん馬鹿一代のファイヤーラーメンにも挑戦してきた。辛さにも熱にも自信はある。躊躇(ちゅうちょ)せずに一口目。
オーーーマイガッッーーーーーー!! 熱い、熱い、辛い、そしてちょっと痛い!
・辛いものが超得意の人間でも……
まず辛さから触れさせてほしいのだが、辛いものが大好きの人間でも、これは猛烈に辛い。飲み込むとむせそうになるし、水を飲んでもヒリヒリする。蒙古タンメンの北極ブラックには及ばないが、ラーメン界では段違いであったあの辛さと近いものがある……。
私は辛いものが超得意の人間で、唐辛子をそのまま食べたりできるほど。辛いとは感じても普通に食べることはできるし、今回のラーメンも辛いが食べることはできるはずだった。しかし、このラーメンは熱さもある。熱さも辛さも互いに力を倍増させ、いわばボス級の敵がタッグを組んだような感じ。ものすごい破壊力なのである。
・辛いけれど味に抜かりなし
味は全体的にチゲなのだが、味噌の風味も感じられる。ホルモンがいい仕事をしているからだろうか、スープはコクがあって美味しかった。また、麺自体の量がかなりあるだけでなく、にんにくの芽や白菜などの野菜、そしてホルモンなどもしっかりと入っており、食べ応えはかなり大満足。具の種類が多いので、量があっても飽きずに食べることができた。
なお、石焼らーめん全てにライスとデザートがセットでついてくる。ライスは、麺を食べ終わったあとのスープに入れてシメにすることができるのだ。
スープが最後まで熱々なので、ラーメンのシメとは思えないクオリティですごく美味しい! ラーメンがチゲ風ということもあり、味は鍋のシメに近かった。さらにはデザートでアイスバーがついてきた。これで値段は税別980円。コスパの良さにびっくりである。
このフルコースとも言える激辛ラーメンが、320度という熱さで味わえるのは石焼らーめん専門店火山だけであろう。暑さに負けないパワーをつけるには、「石焼灼熱 炎の旨辛ホルモンらーめん」を食べるべし。この熱さを味わえば、今年の夏は余裕で乗り切れるかもしれないぞ~!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
名称 石焼らーめん火山 大田原店
住所 栃木県大田原市美原1丁目5−44
時間 11:00~22:00
休日 年中無休