今朝から「令和初」となる台風3号が話題になっているが、正確に言うとまだ台風にはなっていない。本日2019年6月26日15時の時点で沖縄のすぐ南にある熱帯低気圧が、24時間以内に台風に発達するかも……と気象庁は発表しているのだ。

とは言え、その可能性は非常に高いようなので注意が必要だろう。現時点では明日27日朝までに台風に変わるとの見方が強く、このままいけば西日本の太平洋側に接近し、広い範囲で大雨が降ることになりそうだ。なんとも嬉しくない「令和初」になりそうである。

・令和初の台風

気象庁によると本日15時現在、時速25kmの速さで北に進んでいる熱帯低気圧は、明日27日の15時には最大風速18m/sの台風となって、宮崎市の東約60kmを中心とする半径150kmの円内に達する見込みだという。

その影響により沖縄・奄美では27日朝にかけて、西日本の太平洋側では27日朝から雷を伴った非常に激しい雨が降るとウェザーマップは予想している。また、tenki.jpによれば27日の昼前から夜にかけて、西日本の太平洋側に接近・上陸する恐れがあるとのことだ。

・発達しない可能性も?

西日本側は土砂災害や浸水、川の増水・氾濫などに十分な注意が必要だが、一方でウェザーニュースは、台風にはならない可能性も指摘している。熱帯低気圧が前線に取り込まれることで、台風ではなく温帯低気圧になる場合もあるそうで、もしかしたら今後状況は変わる……かもしれないぞ。

・大雨に注意

ただ、もしそうだったとしても、大雨に対して警戒が必要であることに変わりはない。ウェザーニュースによれば特に雨量が多くなるのは九州南東部や四国で、27日にかけて多いところで200mm以上に達する見込みだという。

台風はその後、東日本の太平洋側に進む恐れもあるとウェザーマップは予想してはいるが、とりあえずは明日の状況を見てからという感じだろうか。沖縄・奄美地方、そして西日本の方々はくれぐれも気を付けていただきたい。

参照元:気象庁ウェザーマップtenki.jpウェザーニュース、Twitter @tenkijp
執筆:お天気観測者・あひるねこ

▼令和初となる台風になってしまうのか……?