2019年6月20日、株式会社マイナビが運営する「マイナビティーンズ」が『2019年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング』を発表した。絶大な発信力を持つ女子中学生・女子高校生が選ぶトレンドランキングだけに注目度は高い。

ランキングは4ジャンルに分かれており「ヒト篇」「コト篇」「モノ編」もあるが、中でも注目はやはり「コトバ篇」──、つまり “流行語篇” だ。果して2019年上半期、時代の最先端を行くティーンたちの間で流行った言葉とはいったい──。

・ジャンル別のランキング

流行語ランキングを発表する前に、まずは「ヒト篇」「モノ篇」「コト編」のランキングをそれぞれ3位まで発表しよう。以下でご覧いただきたい。

ヒト篇

第1位: 横浜流星
第2位: あいみょん
第3位: King & Prince

コト篇

第1位: 3年A組「今から皆さんは、人質です」
第2位: 初めて恋をした日に読む話
第3位: 3年A組朝礼体操

モノ篇

第1位: #アオハル
第2位: 生タピオカ
第3位: スターバックスストロベリーベリーマッチフラペチーノ

ヒト篇の第1位は、ドラマ「初めてをした日に読む話」で髪の毛をピンクに染めた不良高校生役を演じた「横浜流星」さんが輝いた。コト篇では人気学園ドラマ「3年A組」のセリフが、そしてモノ篇ではプリントシール機「#アオハル」がそれぞれ1位となっている。


・流行語は……?

さて、ここからが本題だ。これまでティーンたちが生み出した流行語は数知れず、ここ数年で言えば「卍(まんじ)」などは世の中的にもかなり知られる言葉となった。2019年上半期に流行した言葉の中に、卍レベルの逸材は隠されているのか? 以下で「コトバ篇」を10位までご覧いただこう。

コトバ篇

第1位: 令和最初の〇〇
第2位: KP
第3位: JKブランド
第4位: ブックオフなのに本ねぇじゃん
第5位: 怒ったかんな! 許さないかんな! 橋本環奈
第6位: ユリユリ
第7位: 無敵ピンク
第8位: 〇〇説濃厚
第9位: 〇〇案件
第10位: ディズる

というわけで第1位は「令和最初の〇〇」であった。正直に言ってしまえば「それティーンだけじゃないから」といったところだが、それだけ時代の変わり目はインパクトが強いということなのだろう。言い方を変えれば、ティーンですら時代の変換期には飲み込まれる、とも言えるかもしれない。

その他4位から7位まではテレビが発祥で流行した言葉であり、ティーンたちが生み出した言葉でないところがやや残念だ。また「〇〇説濃厚」や「〇〇案件」も普通に意味がわかってしまうため、卍級のインパクトは感じられない。

とはいえ、今回のランキングはあくまで2019年の上半期だけを対象にしているので、半年後には我々のド肝を抜く言葉が誕生している可能性も大いにある。ただ現在のところは「今年は意外と普通」なJCJK流行語ランキングであった。

参照元:マイナビティーンズ「2019年上半期 ティーンが選ぶトレンドランキング」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼「JCJK流行語大賞2017」はこちら。

▼ちょうど1年前の「上半期JCJK流行語大賞2018」はこちら。