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KLMオランダ航空が発表した新型飛行機「Flying-V」の形がギブソン製ギターと完全に一致 / 性能は結構いいもよう

2019年6月4日

オランダの航空会社が新しい飛行機を発表──。えっ、オランダの飛行機なんて興味ない? いやいや、ちょっと待って。形がマジでブッ飛んでてヤバいんです!

そのヤバい飛行機の名前はFlying-V。ギターに詳しい方なら聞き覚えがある名前かもしれませんが、名前の由来はまさにギブソンのフライングVというギター。だって飛行機の形が笑えてくるレベルでそのまんまだから

・違和感ありまくり

ちなみに発表したKLMオランダ航空は、あくまで出資者。開発しているのはオランダのデルフト工科大学っていう、オックスフォード大学とかチューリッヒ工科大学の次くらいにスゴい大学。

大学のインスタでは正面や斜めからのCG画像が公開されています。一番インパクトがあるのはやっぱり真上から。びっくりするくらいにV! もしかしてネーミングは、V字で空も飛ぶからフライングV……って、オヤジギャグかよ!


・性能はスゴそう

見た目がぶっ飛びすぎて笑えてくるこの飛行機。でもそこはデルフト工科大。性能などはかなりちゃんとしていて、競争相手は既存のエアバスA350や、ボーイング787などを想定しているようす。

最大で314名の乗客数(乗るのは翼の中!)と競争相手と大体同じくらいにもかかわらず、燃料はエアバスA350と比較して20%も良いそう。難しいことはわかりませんが、V字の形状が航空力学的に優れているのだとか。

なんだか巨大に思えますが、全幅65メートルで全長は55メートル。これはエアバスA350やボーイング787とそう変わらないそうです。飛行場の設備についても、これら競合機の運用が可能な飛行場なら問題ない設計となっているとのこと。

まだ開発中ですが、もし想定しているスペックどおりならFlying-Vの方が燃費の分だけ優れていることに。何よりこんなのが飛行場に飛んできたら、航空マニアじゃなくても見に行くでしょう。しばらくは乗ることが目的のお客さんも世界中からやってきそう。

よく見てみると、真ん中辺りのスペースとか従来の形状の飛行機よりも広そうですし、もしかしたら座席の配置とかも今までより柔軟にできるのでは? デルフト工科大とKLMオランダ航空には是非とも完成させて欲しいですね。

参照元:TUDelftKLM、Instagram @tudelft@Gibsonguitar(英語)YouTube
執筆:江川資具

▼動画もある

▼ギターのフライングVはこれ。完全に一致。

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