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【レビュー】原作を読まずに『実写版 キングダム』を見てみた結果→「大沢たかおの王騎」がヤバすぎて笑った&「例の太もも」はそんなに気にならない

2019年4月27日

見てきました。巷で話題の実写版『キングダム』を──。ちなみに記者は原作を読んでいない。面白いんだろうなあと思いつつ、なんとなく機を逃し今に至っている。ということで「原作を知らないと楽しめないんじゃ……」と思っている人も大丈夫だ。問題ない。

誰がどの角度から見ても『キングダム』が持つ作品の魅力が、しっかりと伝わる映画であったことを保証しよう。中でも、大沢たかおさん演じる「王騎(おうき)」がヤっバイ。思わず「ンフゥ♡」って連呼しちゃうくらいヤバい。

・ “太もも” そんなに気になるか? 

実写版を見るにあたり、まずは当サイトの「映画キングダムレビュー」をひと通り読んだ記者。だがしかし「あんまり参考にならねー」というのが率直な感想だった。なぜならほぼ、楊端和(ようたんわ)を演じる “長澤まさみさんの脚” の話しかしていなかったからだ。

「そこまでなのか!?」と思いながら映画を見たところ、確か素晴らしい太ももだった。それは認める。しかし記者の場合は、事前に言われていなければ目に入らなかっただろう。それよりも、あまりに美しい肌の白さに目を奪われた次第である。何はさておき、楊端和が麗しいことは十二分に理解した。

・絶妙な気持ち悪さがたまらない王騎

そして出演シーンはそれほど多くないにもかかわらず群を抜いてキャラが立っていたのが、大沢たかおさん演じる王騎(おうき)だ。個人的には、彼こそがこの映画のMVPだと思っている。まずもって見た目がデカい。ほかの役者が “もやし” に見えるほどに、ガッチリした体格なのだ。まさしく天下の大将軍っぽいではないか! 

口癖であろう「ンフゥ♡」もそこはかとなく気持ちが悪く、思わず笑うがクセになるものがある。一瞬「王騎が主役かな?」と錯覚してしまうほどの存在感。底知れぬパワーの持ち主であり、畏(おそ)れの対象であることが、ひしひしと伝わってきた。

・1人2役の演じ分けが見事

また漂と嬴政(えいせい)の2役を1人で演じてみせた、吉沢亮さんにも感服だ。戦争孤児である漂と中華統一を目指す若き王・嬴政を演じ分けるって、相当大変なんじゃないの? 優しさと強さを兼ね備える漂、痛みを抱えながらも心の底にアツい情熱を持つ嬴政。その絶妙な演じ分けが見事で、圧倒されてしまった。

・河了貂が可愛すぎて萌えた

最も気になったのは、橋本環奈さん演じる河了貂(かりょうてん)だ。変なフクロウみたいな被りものを身にまとったその姿は、一言でいうと……めっちゃ可愛い!! 男を装っているという設定なのだろうが、そんなコトはどうでもいい。男も女も超越した可愛らしさがそこにあった。

あとONE OK ROCKの主題歌『Wasted Nights』も、作品の雰囲気にとても合っている。即ダウンロードしたことは言うまでもないだろう。実写化云々関係なく、1本の映画として大満足な映画『キングダム』。さて、今から原作を読むとするかな。

Report:K.Masami
Photo:(c)原泰久 / 集英社、(c)2019映画「キングダム」製作委員会
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▼こちらがあひるねこのキングダムレビュー。MVPは「長澤まさみの脚」とのこと

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