2019年4月25日から、コメダ珈琲店の飲むコーヒーゼリー「ジェリコ」シリーズに新作が登場! ちなみに「ジェリコ」とはアイスコーヒーにコーヒーゼリーをぶち込み、さらにホイップクリームを乗せた神の飲み物。
今回出た新作は、デフォルトのジェリコに紅茶と練乳をぶち込んだ「鴛鴦茶(えんおうちゃ)」と、コーヒーゼリーに豆乳と黒蜜を加えた「豆乳オーレ」の2種。どう考えてもウマいのは確定しているこの新作をさっそく飲んできたぞ!
・騒々しいジャンクなウマさ
鴛鴦茶(えんおうちゃ)とは、コメダのメニューによると紅茶とコーヒーと練乳を混ぜた飲み物だそうで、香港では一般的らしい。しかしコメダ版はそこにコーヒーゼリーが入ってパワーアップしている。
実際に飲んでみると、紅茶のフレーバーと練乳、そこそこビターなコーヒーの混ざり合い具合が最高にジャンクでウマい。そしてコーヒーゼリーのおかげで全ての主張が際立っている。
もし液体のコーヒーだけであれば、練乳や紅茶、クリームと混ざって、ほのかにコーヒーが香る程度になると思われる。しかしコーヒーゼリーはこれらの液体の中でも混ざらず、コーヒーで在り続ける。
ゼリーを噛むたびに味覚がビターなコーヒーにリセットされ、それによって濃い目な紅茶フレーバーと練乳の甘さが引き立つのだ。紅茶の香りはかなり強く、練乳は言うまでも無く濃厚。そして混ざらないコーヒーゼリー。
繊細な調和感とは程遠いところにあるが、味覚が騒々しくて楽しい。
「ウマいモノをたくさん混ぜたらウマくなるんじゃね!?」という欲望に忠実な思いつきを、勢いに任せて実行してみたら本当にウマいものが誕生した……的な、そういう遊び心を感じる、主張が激しい一品。
・静かで調和を感じるウマさ
一方で「豆乳オーレ」には絶妙なバランスを感じる。鴛鴦茶がにぎやかなウマさだった反面、こちらは静かなウマさ。ビターなコーヒーゼリーに、サラッとした豆乳。そして適量の黒蜜。
ビターなコーヒーゼリーを豆乳がまろやかにし、黒蜜がやさしい甘みを加える感じ。ただし豆乳も黒蜜も主張は控えめだ。コーヒーゼリーを引き立てつつ、異なるフレーバー同士が調和している。
鴛鴦茶は上述の通り主張が激しめなので、飲み物というよりはデザートのような感じだったが、こちらはちゃんと飲み物に徹している。甘いのが苦手な方はこちらのほうがいいかもしれない。
値段はどちらも600円。季節限定商品だが、店員さんに聞いたところによると「かき氷が終わるくらいまではやっていると思います」とのこと。どちらも間違いなくウマいし飲んでいて楽しいので、是非味わってみて欲しい。