2019年7月で3周年を迎えるポケモンGO。街中で人だかりができていたら「まだやってるの?」なんて声も聞こえるが、実を言うと人気は再燃している上に加速中。正しくは「やってて何も不思議じゃない」のである。
ただ、今も昔も楽しみを半減させているのは地域格差。都会だと充実したプレイができる一方、田舎では涙を流しているトレーナーが存在することを忘れてはいけない。では、田舎だとどれくらい絶望的なのか。田舎の今を探るため、ポケストップがほとんどない場所でコミュニティ・デイに参加してみることにした。
・都会 vs 田舎
2018年1月から毎月開催され、いまやすっかりお馴染みとなったコミュニティ・デイ。レアな「色違い」が出現することもあって、都会だとトレーナーがわんさか。日本最強レベルの聖地である新宿西口「ポケモン広場」は、芸能人が来ているんじゃないかってレベルで混雑する。
当然ながらルアーモジュールは全開。もはや花びらが舞っていないポケストップを探す方が難しい。ちなみに先日のイベントは、キモリが大量発生。人気ポケモンの時に比べるとトレーナーの数は少なかったかもだが、スポットにはそれなりに集まったことだろう。一方、記者は見渡す限り田んぼの田舎で参加した。
当然、ポケモンGOのマップにも何もない
色違いのキモリと野生のヤモリ、どっちかと言えば後者の方が早く捕まりそうな雰囲気だ。正直なところ戦える気がしないが、さすがにコミュニティ・デイが始まればキモリが湧きまくるに違いない。そして迎えた開始時刻の15時……!
・田舎でのコミュニティ・デイ
一応、ちかくにいることは表示されるが、なかなかキモリは姿を現さない。ポケストップやジム……ポケモンは人が集まる場所に多く出現する法則が影響しているのだろうか。ならば……ということで、お金の力でポケモンを引き寄せてみた。
近くにポケストップはないので、ルアーモジュールでなく「お香」を発動。アイテムを使えば、いつも以上に出てきてくれるだろう……と思いきや!
マグマッグが出た\(^o^)/
その後、キモリは出ないこともなかったが、都会の入れ食い状態と比べたらあまりに寂しい出現率。体感だと10分に1匹くらいだっただろうか。あえて1時間ほど動かずに調査したが、ジャンジャン湧くとはとても言えない状態が続いた。
・3時間プレイした結果
2時間経過した17時までで色違いゼロ。キモリとはいえ、色違いは欲しいので田舎でプレイするのを諦めて移動。ポケストップがそこそこある地域(それでも田舎)に行くと、ようやくキモリの出現率がアップした。そして終了時刻の18時まで奮闘した結果は……
34匹GET(色違い2匹)
あろうことか、進化先の色違いまでカバーできないことに……。ポケストップにルアーモジュールを使えたら結果は違ったかもだが、都会なら射程圏内の100匹捕獲を田舎で達成するのは難しいと感じた次第だ。
そもそも田舎でプレイしているトレーナーはいまだにいるの? こう思う人もいるだろうが、ジムにポケモンを置いたら翌日に帰ってきたし息をしているのは確か。きっとコミュニティ・デイは中心街まで遠出しているに違いない。
やはり田舎でポケモンGOをプレイするのは、まだまだ厳しい。過去にぼっちトレーナーだった身からすると、もう少し田舎に優しいシステムが実装されることを願わずにいられなかった。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)
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