ロケットニュース24

【今夜放送】『カメラを止めるな!』を見ていない人間がストーリーを真面目に予想したら…想定外の展開になった / 本日3月8日の金曜ロードショーはカメ止め!

2019年3月8日

今夜のキンローはカメ止め! ……だそうだ。もう少し丁寧に言うならば、本日2019年3月8日、『カメラを止めるな!』が「金曜ロードSHOW!」で放送される。地上波初登場で、完全ノーカット。時間は21時からだ。また、放送中は監督・出演者が副音声で解説し、撮影の裏話などを披露するとのこと。

さて、『カメラを止めるな!』といえば、予想を裏切る展開が特徴の1つだろう。実際、同作を映画館で見た私は、“あのシーン” で「そうやったんかい!」となり、ラストでは「オチすげーーーー」となり、制作側の術中に見事にハマってしまったのが……ふと気になったのは「誰にとってもそうなのか?」ということ。

もしかして、ポスターをしっかり見れば何となく展開の予想がつくんじゃないの? という気もしたので、『カメラを止めるな!』を見たことがない4人に、ポスターと簡単な予備知識だけでストーリーを予想してもらった。すると……それもまた私の予想を裏切るものだったので報告したい。

どう裏切るのかを明かすとネタバレになってしまうので、予想した人物とその内容だけをサラッと紹介しよう。

・カメ止めを見たことがない4人

まず、回答者は当編集部の原田たかし田代大一朗あひるねこYoshio、の4人。性格はバラバラだが、『カメラを止めるな!』を見たことがないという点では共通している。

なお、もしその4人の中に正解者がいた場合、必然的にネタバレになってしまう。なので、まっさらな気持ちで映画を見たいという人は、ここで引き返した方がいいだろう。「今夜のキンローはカメ止め!」とだけ覚えておいてくれたら十分だ。

一方、すでに映画を見たことがある人、「ネタバレになっているかどうか分からないんだったらOK」という人、もしくは「ロケットニュースのヤツらに予想できるわけがない」と踏んだ人だけ、以下を確認してくれ。




というわけで、話を進めよう。それぞれの予想は、こんな感じであった。


・原田たかしの予想

「ポスターに写っている女性がバレーのレシーブのような格好をしているように見えるので、おそらくスポ根映画なのかな……と前までは思っていた。ただ、よく見たら手に持っているのはオノ。そうなってくると、原始時代から現代までの歴史を凝縮したものだろう。

ところどころで偉人や有名人が再現され、壮大なストーリーとなっているはず。予算があまりない状態で製作したとは聞いているので、撮影時のアクシデントも多かったと思われる。だが、そこはカメラを止めるな。ノンストップ編集でありのままを表現していると予想する」


・田代大一朗の予想

「まずポスターから察するに、この映画はゾンビもので間違いないと思う。人間に襲いかかるゾンビたちから逃げ回り、なぎ倒す。そして最後まで生き残る。うんうん、大体のあらすじはこんな感じのはず。だが、ここで引っかかるのが、タイトルの『カメラを止めるな!』

う~ん、主人公たちはスクープを血眼で探しているカメラクルー? スクープが見つからず手ぐすねを引いて待っていたら、ある日、運よくゾンビたちが町中に湧いてきた……そう、これぞ待っていた世紀の衝撃映像!! 止めるな、カメラを止めるな! というストーリーなのだろう。

となると、最後のオチは『ジャーン! これはドッキリ企画で、ゾンビは全部ニセモノでした~』となる……のかな?」


・あひるねこの予想

「主人公らしき男性が持っているカメラから察するに、きっと彼らは映画を撮っているのだろう。おそらくこの作品同様、低予算のB級映画だ。B級映画と言えばゾンビ。これは間違いない。

で、トラブル等で現場がグダグダになったところに、本物のゾンビが現れてパニックになるものの、臨場感優先でそのまま狂気の撮影続行! 的な流れではないかと予想する。だがオチが分からない……。

結局死人も出てメチャクチャになりながら撮影は終わるんだけど、スタッフ全員が「今ならもっといい画が撮れる!」とか言い出して、ゾンビと一緒に最初から撮り直すみたいな?」


・Yoshioの予想

「私は、交通事故で死んだ。目をさますと私はゾンビになっていた。マジかよ。人間の世界でどう生きればいいのか。私は仕事を得るために、ゾンビ映画のエキストラに応募して生計を立てようとした。だが、何度面接を受けても本物の私が怖すぎるのか、誰も採用しない。

仕方ないので、ビックカメラでカメラを1つ購入し、私が監督としてゾンビ映画を撮ることにした。外見が怖すぎるため、メイクをして見た目は人間になった。お金がないので、学生の役者を採用し、ゾンビがゾンビ映画を撮ることになったのだ。「カメラを止めるな!」そう天から聞こえたように思えた。

だが、何度撮影してもイマイチ。ゾンビの恐怖や逃げまどう人間の恐怖が、全く伝わってこないのだ。私はついにキレた。「お前らやる気あんのか」と。するとその勢いで私のメイクは全て落ち、ゾンビであることがバレて、みんなが早々と逃げていった。

これが大体的なニュースになり、私は生きるすべを無くした。今ままでやってきた努力はなんだったのか。だが、ある時、携帯が鳴る。そう、連絡は映画会社からで、なんと「ゾンビが撮ったゾンビ映画」で売り出したいとのこと。

マジかよ、もちろん私はOKの返事を出すと、その後、この映画は爆発的に売れることとなった。そう、ゾンビが奇跡を起こした瞬間だったのだ。めでたしめでたし」


──以上である。果たして、この中に “当たり” の予想はあるのだろうか? 結果は……今夜9時からのキンローで確認してくれ。

参考リンク:金曜ロードシネマクラブ
Report:和才雄一郎
Photo:(C)ENBUゼミナール / RocketNews24.

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