ロケットニュース24

値段の高い冷食ってどんだけウマいの? フランスの冷食専門スーパー「ピカール」のラザニアを食べてみた

2019年3月7日

冷凍食品メーカーにもいろいろあるが、ウリは各社それぞれ。値段の安さで勝負するところがあれば、他に真似できないような製法や味で違いを出すケースもある。どれも似ているように見えて、実はどれをとっても同じではない。

で、ちょい高めの値段で勝負しているのがイオンサヴール株式会社(株主はイオン)の「ピカール」。ざっくり説明すると、ピカールはフランスの冷凍食品専門スーパーマーケット「Picard」の商品で、ウマいからイオンが日本に持ってきたって感じだ。っていうか、冷凍食品専門スーパーって! 欧州は冷食ばかりとは知っていたが、まさか専門まであるとは……!!

・店舗は都内のオシャレ街ばかり

高級冷食のピカールは都内を中心に店舗を構えている。青山、麻布十番、中目黒、自由が丘……などと、どこもオシャレ街ばかり。こりゃ入るのに勇気がいるなぁとも思ったが、高い冷食がどれくらいウマいか気になるので港区の南青山にある店舗に突撃した。すると……!

意識が高すぎて自分の意識が飛びそうになった。というのも、輸入しているからかメニューに横文字が多く、なんだか緊張してしまうのだ。商品の名前がオシャレな上に数もハンパないこともあって、とりあえずその場は店員さんにオススメの冷食を聞き、あとは通販で頼むことにした。

・ラザニアに挑戦

そして今回、記憶をたどって「シェーブルチーズとほうれん草のラザニア」を買ってみたのだが、名前からしてオシャレさプンプン。ラザニアこそイタリア料理だと分かるが、シェーブルチーズなんて初めて聞いた。ちなみにシェーブルチーズをググってみたら、ヤギの乳で作ったチーズなんだそうな。

届いたラザニアはきれいな箱に入れられて送られてきた。735円と普通に飲食店で食べるような値段だが、裏を返せばそれだけ自信があるということだろう。レンジに入れてチンすると、チーズの匂いがフワリッ……!

まずは切って中身を確認してみたら、これでもかってくらいチーズがふんだんに使われている。ほうれん草と白いラザニア、そして上からチーズが溶けてくるなんて食べなくてもウマいことは分かる。

・チーズで好みが分かれそう

……と言いつつ結局は食べるのだが、ヤギの乳ということもあって匂いが独特だ。そして食べてみたらかなり濃厚。この手の味は好みがハッキリ分かれそうではあるものの、同時にどこかの店で出てきてもおかしくないクオリティーも持ち合わせている。かなり濃厚でウマい!

子どもはまず苦手だろうが、大人は好きならとことん好きな味と言えばいいだろうか。せっかくなので当編集部メンバーに感想を聞いてみた。全員、ブルーチーズ系は嫌いじゃないとのことだったが……!

「あっ、ウマい!」と言ったかと思えば「皿に盛られたら冷食と気づかないかも(笑)」とまさかのコメントも飛び出した。チーズの多さもあって400gの量でお腹いっぱい。1つ700円オーバーと値段は高いが、それだけ他にない “こだわり” を感じた。

ピカールのラザニアはご褒美や贅沢したい時、ワンランク上の冷食を食べたい時などによさそう。ちなみにピカールの店舗は関東圏にしかないが、通販でも注文できるので実質全国区とも言える。興味のある人は覗いてみるといいだろう。

参考リンク:ピカール「シェーブルチーズとほうれん草のラザニア」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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▼輸入して上からペタリって感じだった

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