・【ヤバイ】映像制作に興味のない人が「バンドのMV」を撮った結果 → 衝撃の結末に(その2)
昼時の高円寺に集まった野郎ども(with yachiko)。いつだってこの街は俺たち野良犬に温かい。駅前のロータリーで、高架下の飲み屋街で、水商売の店が立ち並ぶ路地で、果ては池袋のビルの上で……撮影は陽が落ちても続いた。
さらに後日、スタジオで演奏シーンを撮影、編集中に見つかった撮りこぼしもボーカル水本と共に撮影。その際近くにいた双子・矢崎翔之と準之(バンド:The holy’s)にも出演してもらうことに。みんな出といたらええがな。
そして、また陽が暮れる。明日からはまた仕事の日々。みんながそれぞれの日常に戻っていく。カッコ良いことなんて何もない日常に。面白いことなんて何もない日常に。
ビルから見下ろす夜景はとてもキレイだった。でも、その1つ1つの光はとても遠い。まるで、そこに居場所なんてないかのように。
今日も悔しさを煮詰めたような色で空が燃えている。夢を見る前は思ってた。「10年やったら変わるかな?」なんて。でも、気づけば悪口ばかりが響いてる。
僕らの街はもはや平和ではない
合言葉はアイラブミー
アイラブミー
アイラブミー
僕らの街にどうか光あれ
取り戻そうぜ
僕らのアイラブユー
──できた! ついにMVが完成した。作ってみてまず思ったのは映像制作の大変さ。撮るのももちろん大変なのだが、個人的に一番辛かったのは何も決まってない状態でのブッキングやスケジューリング。その日までに、アイデアをまとめ動きやカットを決めないといけないのは精神的にくるものがあった。
また、実際帰って撮れた動画を見てみると、思っていたようなカットになっていなかったり長さが足りなかったり……MV作るのマジ大変。サクッと作るとか言ってすみませんでした……。 冒頭の自分をシバきたい。
しかし、それだけに完成した時の充実感は凄かったことを追記しておこう。映像を作る人の気持ちが多少なりとも分かったかもしれない。
さて、そんなMVは、2019年1月20日夜にアップされている。数日が経ったわけだ。過去のMVは1万再生を超えているため、もう1000回くらいは回ってるかも? 自分が作ったMVが見られるってワクワクする! そこで様子を見に行ったところ……
え?
少なっ!!
しかもすでに低評価がついているっ!!
ヤバイ。
<完>
参照元:YouTube
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼見てくれた方ありがとうございます!
▼1泊2日レコーディングの様子はこちら。元センチメンタル・バスの鈴木秋則さんにプロデュースしてもらった。