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【レビュー】プルームテック初となる高加熱型デバイス「プルームS」を吸ってみた! たばこ葉の旨味が際立つ

2019年1月17日

JTは、2019年1月29日に新型加熱式たばこのデバイス2種を発売開始する。低温加熱式の「プルームテックプラス」と、高温加熱式の「プルームS」だ。プラスについては、すでに以前の記事でお伝えした通り。

プルームSは、ライバルのアイコス(フィリップモリス)と同じように、たばこスティックを使用するデバイスだ。JT初となるスティックを加熱するタイプの吸い心地はどんなものなのだろうか? 実際に吸ってみた!

・長い棒がある

プルームSもまた、1月17日に行われた発表会参加者にサンプルが提供されている。スターターキットとたばこスティック3種だ。


キットの箱を開けると本体が入っており、その下に付属品が収納されている。


付属品は、ACアダプターと充電用のマイクロUSBケーブル。それと長い棒が1本。なんだ? この棒は?


フタらしきものがあるので、引っ張って開けてみると……。


清掃用のブラシだった。何かと思ったよ……。


・銘柄は3種

たばこスティックは、レギュラー・メンソール・メンソールクールエフェクトの3種類。販売価格は480円である。まだ登場したばかりのデバイスなので、銘柄は少ない。


ちなみに、アイコスは現在9種のヒートスティックを販売している。2月15日からは、ヒートスティックよりも価格の安い「HEETS(ヒーツ)」4種(各470円)を全国で販売開始する予定だ。またグロー(ブリティッシュアメリカンタバコ)は、ネオスティックとネオを合わせてなんと18種類もある。

高温加熱式の銘柄に関して、JTは今後ラインナップを増やしていかないと到底ライバルに太刀打ちできない状況かもしれないが、味が良ければ少ない品数でも十分に戦えるだろう。


・プルームSの使用感

さて、使用感についてお伝えしよう。まずはサイズ。小さそうに見えるのだが、意外と大きい。グローと同等サイズといったところだろうか。女性にはちょっとだけ大きく感じるかも。


ちなみにサイズ比較をすると、アイコスの互換デバイスと比べるとやはり大きく感じる。


本体上部には、たばこスティックを挿入口と加熱を開始するボタン(アクションボタン)。それに喫煙時間を示すLEDランプがついている。


そして本体底部に充電用のマイクロUSBケーブルの差し込み口。それから清掃用のゴミの排出口がある。


・喫煙方法

起動は、スティック差し込み口のフタをスライドするだけ。起動時は青色LEDが点灯している。


たばこスティックは、アイコスのヒートスティックより長く、グローのネオスティックより短い。太さはヒートスティックよりも若干細い。



そしてアクションボタン2秒押で、加熱開始となる。加熱時間は約40秒。ボタン横の白いLEDライトがすべて点灯したら、喫煙可能となる。


・いざ、喫煙!

さて、実際にレギュラーを吸ってみる。このデバイスの加熱方式は、グローと同じ。アイコスのようにブレード(芯)で加熱するのではなく、スティックを囲う容器全体で加熱する。


そのため、吸った時の最初の印象はグローにかなり近い印象。葉たばこを吸うヴェポライザーのように、チェンバーで葉を燻すような感じだ。煙にトゲトゲしさはなく、柔らかい味わいである。

アイコスを愛用している私は、最初のうちは物足りない感じがしていたのだが、吸っているうちにたばこそのものの旨味を感じる。角のない丸みを帯びた甘さや、雑味のない澄んだ旨味のような味わい。なるほど、これはこれで良いのかも。


吸い終わって吸い殻を見ると、焦げたような跡は一切ない。もしかして、もう1回吸えるんじゃないか? と思うほど、吸い殻はキレイなままだ。アイコスのように吸い終わりのイヤな匂いもない。


もしかしたら、吸い慣れたらこちらの方が良いのかも。臭くないから、非喫煙者には評判が良いかもしれない


いずれにしても、新しい2つのデバイスの登場により、加熱式たばこ市場はさらに混迷を深めそうだ。この先、新デバイス2種が全国発売されたら、アイコス一強時代は本当に終わりを迎えるのかも? とにかく喫煙者諸氏は、1月29日の発売開始まで待たれよ!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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