さんしじゅうに! ししじゅうろく!! 日本独自の語呂合わせで覚えやすい九九。しかし、日本式の九九で覚えられるのはひと桁までだ。したがって、多くの日本人が即答できるのはひと桁のかけ算のみとなる。
そんな中で、2桁のかけ算が即答できたらカッコよくない? めっちゃ頭良く見えない? 今回は、そんな2桁のかけ算のちょっとズルイ暗算方法をご紹介しよう。
・90台のかけ算は一瞬
数が大きいほど一瞬で解けるこの方法に必要なのは、足し算引き算とひと桁の九九のみ。やり方さえ覚えておけば小学生でも解ける。気になるやり方は次の通り。例えば「95×98」の答えを出すなら……
1. 100からそれぞれの数字を引く(「100-95」「100-98」)
2.「1」の答えを足す(5+2=7)
3.「2」の答えを100から引く(100-7=93)← 1000の位と100の位の答え
4.「1」の数字をかける(5×2=10)←10の位と1の位の答え
──よって答えは「9310」となる。この答えについて不安な人は携帯や電卓で式の答えを確認してみてくれ。な? 当たってるだろ? 文章で見ると複雑そうに見える式だが視覚的に覚えてしまうと意外と楽。
・ただし……
しかしながら、注意点がいくつかある。ここまで説明してすでに気づいた人もいるかもしれないが、この裏ワザ暗算法、実は……
「2」の答えが100を超えるものには使えない。
つまり、「38×49」などだと式自体が破たんしてしまうのだ。さらに、89以下同士のかけ算の場合、結局2桁のかけ算をするハメに。
そのため、テストや間違えてはいけない局面ではひっ算や電卓などを使った方が良いだろう。まあ、かくし芸程度に留めておくことをオススメしたい。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.