日本に古くから伝わる、酒のつまみやご飯のお供にピッタリの「イカの塩辛」。スーパーなどで瓶詰めの商品が販売されているのをよく見るが、自分で作ると安上がりなうえに別格の味わいが楽しめるのでオススメだ。
塩だけを使った基本の作り方ついては以前の記事でお伝えしたが、今回は塩以外の調味料も加えた、激ウマなイカの塩辛の作り方をご紹介するのでぜひ1度お試しいただきたい。レシピは次の通りだ。
【材料】
イカ:1杯(今回使用したのは約380g)
塩:イカの総重量の2〜3%
塩麹:小さじ1杯程度(無くてもOK)
鷹の爪:1/2本分程度
酒:小さじ1杯程度
醤油:軽くひとまわし程度
【作り方】
その1:イカをさばいて身(皮は剥かなくてOK)・ゲソ・肝に分ける
その2:身とゲソを細かく切る
その3:切った身とゲソに塩を半量と塩麹を加えて混ぜる
その4:肝にも塩を半量ふりかける
その5:ひと晩冷蔵庫で寝かせる
その6:ひと晩寝かせたら、身、ゲソ、肝(皿に出た水分は捨てる)を同じ容器に入れ、醤油、酒、鷹の爪を加える
その7:肝を破りながら混ぜる
完成!
工程が多く見えるかもしれないが、基本的には切ったイカと肝に調味料を加えて混ぜるだけだ。市販の物とは全く違った、素材の旨味を存分に味わえるイカの塩辛が出来るぞ。
・醤油でコクをプラスして鷹の爪で食べ飽きない味に
今回は塩のほかに、醤油でコクを、塩麹でまろやかさをプラス。さらに酒を加えることで臭みを和らげ、鷹の爪を加えてほんのりピリ辛にすることで食べ飽きない味に仕上がっているところがポイントだ。そのまま食べれば……
イカの甘みが感じられて激ウマ!
ご飯にたっぷりと乗せて食べると……
ウマすぎて箸が止まらな〜いっ!!
・できるだけ早めに食べよう
皮は剥かないままでOKだが、あっさりした味が好みの方は剥くのもアリだ。また、保存料が入っていないので出来るだけ早めに食べてしまおう。雑炊やパスタの具材に使ってもイカした味になるぞ。
ちなみに、今回購入したイカは約380gで298円。一般的な瓶詰めのイカの塩辛だと110g入りで400円程度なので、4分の1以下の価格で作ることができた。安くて激ウマなのでぜひともお試しあれ。
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼いかのさばき方をざっくり紹介
▼肝を破らないよう注意して身に包丁を入れて開く
▼ゲソと肝を耳の方向に持ち上げ身から外す
▼骨やエラなどを取り除きキッチンペーパーで汚れを拭取る
▼ゲソと肝を切り離してくちばしや目玉を取り除く
▼手でゲソの吸盤をこすり取る
▼肝についている内臓や墨袋を取り除いて完成だ