アニメに欠かすことができない存在であるアニメーター。作画が注目されることも多いアニメにとっての花形と言える。この度、そんなアニメーターの中でも、伝説的作品を多く手掛けた木村圭市郎さんが亡くなっていたことが明らかになった。
・伝説のアニメーター
訃報を伝えたのは息子である木村タカヒロさん。Twitterで報告した内容によると、2018年10月19日に急逝されたのだとか。享年80歳だった。
木村圭市郎さんと言えば、「タイガーマスク」「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」「ルパン三世」など昭和の名作を作った人物。
さらには、「機動戦士ガンダムSEED」「ふたりはプリキュア」「ONE PIECE」「AIR」なども手掛けている。伝説のアニメーターと言っても過言ではないだろう。アニメーターやマンガ家、声優などから以下のような声が上がっている。
・ネットの声
「この方がいなければ金田アクションもありえなかった」
「すべてが大好きな作品ばかりです。ご冥福をお祈りします」
「タイガーマスク、佐武と市捕物控、サイボーグ009、レインボー戦隊ロビン、ピュンピュン丸等といった氏の作画に衝撃を受けた事は今でも忘れられません」
「佐武市の稲妻小僧参上!という回で金田さんの原点の感じがするようなあの素晴らしい動き、作画に何十回も見ました」
「力強い線が魅力でした。ご冥福をお祈りします」
「東映のサイボーグ009の模写が私のアニメ人生の始まりです。慎んでご冥福をお祈り申し上げます」
「ご冥福をお祈り致します。1度だけお会いできた奇跡に感謝です」
「少しの間ですがアニメスタジオに通わせてもらい、アニメの指導をして頂いたことがあります。仕事に厳しい方で怒られてばかりでしたが今では良い思い出です」
──与えた影響の大きさが垣間見える。なお、イラストレーターでもある木村タカヒロさんは「これからもずっと、リスペクト! 僕のなかで生き続けます」とつぶやきを締めくくった。
日本のアニメーションのスタイルの1つを築いた木村圭市郎さん。遺した作画は永遠に生き続けるだろう。ご冥福をお祈りいたします。
参照元:Twitter @TAKAHIRO_KIMURA
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼影響の大きさが垣間見える
去る10月19日、アニメーターの父 木村圭市郎が急逝しました。享年80。
「俺のアニメはロックだ」と語り、超絶カッコいいアニメーションを生み出した圭市郎。
これからもずっと、リスペクト!
僕のなかで生き続けます。— 木村タカヒロ (@TAKAHIRO_KIMURA) October 22, 2018
木村圭市郎について、たくさんのコメントをありがとうございます。
僕と同世代(昭和40年代)の人たちに与えた影響の大きさを改めて知りました。
身内としての悲しみもありますが、日本のアニメーションの一つのスタイルをつくった父の歴史的功績を、僕の残りの人生を使って伝えていきたいと思います。— 木村タカヒロ (@TAKAHIRO_KIMURA) October 23, 2018