様々なサービスを展開しているGoogleだが、その中の1つに翻訳ツールがある。とても便利なので、頻繁に利用する人も多いのではないだろうか。
ちなみにGoogle翻訳には入力した文章を読み上げる機能がある。英語で文章を作成して、日本語として読み上げを行うと独特なイントネーションで再生されるのだが、なんとその音声を利用して作られた曲があるのだ。
楽曲はインドネシアの作曲家であるheiakimさんによって、自身のYouTubeチャンネルに「Full Version of Hotto Dogu song ft. Google Translate」というタイトルで投稿されている。魔訶不思議な中毒性があるので、聞く際には十分に注意してほしい。
・内容がない意味不明な歌詞
投稿された楽曲動画は、Google翻訳に文章を入力する場面から始まる。入力した文章がそのまま歌詞となるのだが、どのような内容かというと……
I like hot dog. Because it is not a dog. Do you like hot dog?
eat, eat, eat hot dog. Hot dog, burger, coca cola.
そんで、これを訳すと……
私はホットドッグが好き。なぜなら犬ではないから。
あなたはホットドッグ好き?
食べる、食べる、ホットドッグを食べる。
ホットドッグ、バーガー、コカ・コーラ
なぜなら犬ではないから……? まったくもって意味が分からない。というか、内容がなにもない。しかし、この意味不明な歌詞にキャッチーな音楽が付くと、たちまち中毒性を帯びてしまうのだ。
・絶賛の声多数
当楽曲は約1年前に投稿されたのだが、最近になってTwitterで話題になり、現在では作品に魅了されたユーザーたちがコメント欄に押し寄せる形となっている。そんなネットユーザーたちの声をいくつかご紹介したい。
「頭から離れなくなった助けて」
「この曲がコンビニで流れてきたらホットドッグ買うかも」
「才能の無駄使い」
「テスト中ずっと脳内リピートしてた」
「CD化してほしい」
このように絶賛の声が多数寄せられている。中でも「頭から離れない」という声をいくつか確認できるが、実際に曲を再生すると気持ちが分かってしまうから恐ろしい。
・チャンネルには多数の楽曲あり
heiakimさんのYouTubeチャンネル、heiakim Musicには今回紹介した動画の他にもGoogle翻訳の日本語読み上げ機能を使った曲がいくつかアップされている。
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん……」と数の位を読み上げる「Counting!!」という楽曲や、曜日を読み上げるだけの「Days」など、どちらも歌詞には全く内容がないのだが、個人的には超おすすめしたい。
もしかしたらheiakimさんの動画を皮切りにして、Google翻訳の読み上げ音声がボーカロイド音源として人気を博す日はそう遠くない……かもしれない。
参照元:YouTube「heiakim Music」
執筆:石井陽太