2018年10月15日、株式会社ブランド総合研究所が「地域ブランド2018」を発表した。今年で13回目となるこの調査は、魅力度やイメージ、認知度など全84項目を数値化して導き出されたランキングとなっている。
先に結果を申し上げてしまうと、今年も第1位には「北海道」が輝いた。10年連続の1位は殿堂入りクラス級の快挙と言っていいだろう。一方で最下位は……またしても “あの県” であった。あの県にお住まいのみなさん、どうか気を落とされませんように……。
・波乱が起きにくいランキング
認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲……などなど、全84項目からなる今回のランキング。昨年の78項目から6つ設問が増えているから、それだけ精度は高くなっていると考えていいハズだ。
冒頭でもお伝えした通り1位は10年連続の「北海道」で、次いで「京都」「東京」「沖縄」……と常連県が続いている。この結果は昨年と同様だから、なかなか波乱は起きにくいランキングなのかもしれない。
さて、注目は上位争いよりもむしろ “下位争い” だ。こちらも上位争い同様、いつものメンバーが熾烈な戦いを繰り広げているが、果たしてあなたが気になる県は何位だろうか? 以下で1位から最下位までを一気にご覧いただきたい。
・都道府県の魅力度ランキング2018
1位: 北海道
2位: 京都府
3位: 東京都
4位: 沖縄県
5位: 神奈川県
6位: 奈良県
7位: 大阪府
8位: 福岡県
9位: 長野県
10位: 長崎県
11位: 石川県
12位: 兵庫県
13位: 静岡県
14位: 宮城県
15位: 愛知県
16位: 千葉県
17位: 広島県
18位: 鹿児島県
19位: 青森県
20位: 宮崎県
21位: 熊本県
22位: 富山県
23位: 大分県
24位: 秋田県
25位: 山梨県
26位: 岩手県
27位: 愛媛県
27位: 福島県
29位: 三重県
30位: 山形県
31位: 新潟県
32位: 島根県
32位: 高知県
34位: 香川県
34位: 岡山県
36位: 和歌山県
36位: 山口県
38位: 滋賀県
39位: 福井県
40位: 岐阜県
41位: 鳥取県
42位: 群馬県
43位: 埼玉県
44位: 栃木県
44位: 佐賀県
46位: 徳島県
47位: 茨城県
……まことに心苦しいが「6年連続最下位」という不名誉な記録を残してしまったのは、ある意味で絶対王者『茨城県』であった。ちょいちょい茨城県に足を運ぶ者としては解せない結果ではあるが、ここまでくれば「逆においしい」と捉えるのもありなのかもしれない。
また、人口が多く首都圏へのアクセスは良いものの、このランキングではサッパリ人気がない「埼玉県」が、昨年の44位から1つランクを上げ43位となっている。その他、「栃木県」と「群馬県」も40位以内に滑り込めなかったから、北関東とは相性の悪いランキングなのだろう。
ともあれ、実際に足を運んでみれば必ずいいところが見つかるハズ。茨城県の「国営ひたち海浜公園」ではコキアが見頃を迎えているから、紅葉狩りに出かけてみてはいかがだろうか。
参照元:地域ブランド調査2018(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼国営ひたち海浜公園ではコキアが見頃を迎えているぞ。