いいもの見せてもらったよ! ブラボー!! 世のオウンゴールファンは拍手喝采だろう。現在、1つのオウンゴールが世界で拡散されているのだが、あまりに芸術すぎるのだ。頭と体が一致しない姿は、悲しさがありながら美しさも兼ね備えている。
話題のオウンゴールは、2018年9月29日に行われたブンデスリーガ第6節「VfBシュツットガルト vs ヴェルダー・ブレーメン」の試合で生まれた。オウンゴールファンの皆さま、お待たせしました。これは奇跡である。
・ドイツで生まれた珍プレー
点数をつけるなら100点満点。そんなオウンゴールでの失点劇は、シュツットガルトが1点を先制して迎えた後半23分でのことだった。左サイドからシュツットガルトのボルナ・ソサ選手がスローインでGKのツィーラー選手にボールを戻すと……あらまぁなんということでしょう!
ツィーラー選手はボールから目を離しているではないか。慌てて駆け寄ってトラップしようとするのだが……無情にもボールは足をスルリとかわして自陣ゴールへ一直線! 最後はツィーラー選手と一緒に吸い込まれていき、滅多に見られないオウンゴールが生まれてしまった。
・オウンゴールするも勝利
バックパスは自陣ゴールを避けて蹴るのが鉄則。しかし、起きてしまったものは仕方ない。詳細は動画「Goalkeeper Own Goal After Throw-In – The Strangest Goal of the Season?」で確認して欲しいが、ツィーラー選手が顔面蒼白になっているのは一目で分かる。気の毒ではあるものの、足で戻したのでなく手で失点したのは芸術点が高い。
おそらく、同試合に出場していた大迫選手も驚いたことだろう。試合はオウンゴールでブレーメンが同点に追いつくも、後半30分にシュツットガルトが勝ち越しゴール。そのまま2−1で勝利している。ツィーラー選手は心底ホッとしたに違いない。