お盆が過ぎて、地域によってはいよいよ夏休みも終盤だ。子供の頃、課題を仕上げるために最終日ギリギリでいつも焦っていたような気がするなぁ……。
平成最後の夏、筆者は再び少年の心を呼び起こしてみようと、ちょっとした工作セットを買ってみた。その名は『ムカデロボット工作セット』だ。まるで生きているように動くムカデロボットが作れるらしい。マジかよっ!
・対象年齢10歳以上『ムカデロボット工作セット』
『ムカデロボット工作セット』は定価3456円で、対象年齢10歳以上の商品である。ちなみにAmazonでは2372円で販売されていた(2018年8月20日時点)。
販売元のタミヤによると、この工作セットは大阪大学・大須賀教授率いるチームが作ったムカデ型ロボット「i−CentiPot」を参考に開発。路面の形状に合わせて進路を修正しながら進むらしい。なんだかスゴい動きが見られそうだ。
・作ってみる
箱を開けると、水色やオレンジのパーツのほか、モーター、ギア、シャフトなどが多数入っていた。コイツはずいぶん作りがいがありそうだな〜! オラ、ワクワクしてきたぞ〜!!
ニッパーで部品を切り取りながら……
ギアボックスを組み立てたり……
モーターやスイッチを取り付けたり……
頭や胴を作って……
繋げて……
足を取り付ければ……
キターーーーー!
ムカデロボットの完成だ!
・河原で動かしてみる
せっかくなので、いろいろな場所で動かすために河原へやってきたぞ。さあ、どんな動きが見られるのか? これは期待せずにはいられない!
よーし、ではさっそく河原でスイッチオン!! おっ、「ウィーンウィーン」という鳴き声のようなモーター音と共に、足をウニウニさせながら進み始めた。こりゃリアルだ!! と思いきや……
石に引っかかってすぐに止まってしまった。
体勢を変えて繰り返し動かしてみたが……
河原に転がっている石が大き過ぎたのか、どうやってもダメだった。もう少し平坦なところに移動した方が良さそうだ。
ということで、気を取り直して駐車場のアスファルトで再チャレンジだ。今度はさすがに動くハズ!
スイッチをオンにすると……
ん、あれ……
全然前に進まない。ていうかほぼ動かない。
河原でちょっと飛ばしすぎちゃったかな〜。
どうやら筆者の使い方が荒すぎて壊れてしまったようである。しかし、自分で作ったものを動かす瞬間は、やはり何歳になっても興奮するものだ。平成最後の夏、久しぶりに童心にかえることができました。楽しかったです。おしまい。
参考リンク:タミヤ「ムカデロボット工作セット」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.