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創業700年の和菓子店「かん袋」がハンパない! 名物の『くるみ餅』はおばあちゃんの家で食べるお菓子の如し / 大阪・堺

2018年6月2日

この世は出会いにあふれている。人だけでなくモノやコト、数十年生きた程度では見ず知らずにいることも多い。そうであるが故に生きることが楽しいのだが、今回は記者がひょんなことから出会い、衝撃を受けた甘味について紹介したい。

それは大阪・堺の和菓子店「かん袋」で販売されている『くるみ餅』。このお餅が……名前から想像できないビジュアルと味なのだ。

・鎌倉時代末期に創業したお店

恥ずかしながら堺土産としていただいて、はじめて「かん袋」の『くるみ餅』の存在を知った記者。たびたび店に通っているという人に聞いたところ、店頭に行列ができることもめずらしくなく、商品の売り切れは日常茶飯事とのこと。

ちなみに、お店は700年近い歴史を持つ老舗中の老舗。鎌倉時代末期に始まり、現在の店名である「かん袋」はかの豊臣秀吉が付けたとも言われているのだとか。

そんな歴史深いお店であるが、 “かん袋ラバーズ” が口をそろえて言うには「かき氷がウマい」そうだ。そちらも大変気になるものの、今回紹介したいのは持ち帰り商品。それもシール容器に入ったものが個人的にオススメだ。

壺に入ったものや小鉢に入ったモノもあるが、何と言ってもシール容器が良い。なぜなら、まるでおばあちゃんに手土産を渡されたかのような懐かしい気分が味わえるからだ。封を空けた瞬間の、何とも言い知れぬ胸をつかまれる感触をぜひ味わっていただきたい。

・食パンに乗せても美味しい

肝心の味であるが、くるみ餅というくらいなので胡桃(くるみ)が入っているのかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。ナンテコッタイ! 見た目は緑色のあんこのような物体に白玉が入っている風だが、一体全体何からできているというのか。

混乱しながら説明書きを読んだところ、想像通り中身は白玉と青大豆で作られた餡のようだ。食べてみると、もっちもち食感の白玉に餡がからみ付いて落ち着くウマさ。味までおばあちゃんの家で食べるお菓子の如しだ。残った餡を食パンの上に乗せてみてもウマかったので、持ち帰った際には試してみてほしい。

なお、くるみ餅という名の謎については、餅を餡でくるんで(包んで)いるからなのだとか。なるほど確かに覆いかぶさるほど、たっぷりの餡がはいっていたぞ。大阪・堺名物「くるみ餅」はほっこりできる、滋味に富んだ一品。記者も今後、手土産に自分用にと活用したい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 かん袋
住所 大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1
時間 10:00~17:00 ※売り切れ次第、終了
休日 火・水曜日

参考リンク:かん袋
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼持ち帰り用のシール容器が懐かしくて良い

▼くるみ餅とは……? 

▼餡に餅がくるんであることから名が付いたそうだ

▼白玉は超もっちもち

▼案も優しい味わいだよ

▼パンに乗せても美味しかった

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