1983年の発売開始以来、ちょっと高級なお菓子として愛され続けているロッテのチョコパイ。その人気はすさまじく、2017年度は過去最高となる170億円以上の売り上げを記録したロングセラー商品である。
その魅力は何といっても「いつでも・リーズナブルに・美味しい」の3拍子が揃っていることだが、従来のチョコパイの概念を覆す超高級チョコパイが誕生した。それが2018年4月19日より展開される『生チョコパイ』だ。
・1つ540円
生チョコパイはロッテがフルスロットルで本気を出した “超セレブリティチョコパイ” である。監修には「トシヨロイヅカ」の鎧塚俊彦シェフを迎え、価格は1つ税込み540円に設定するなど、従来のチョコパイでは考えられないほどNo庶民的なチョコパイだ。
1つ540円のチョコパイだと……? それって普通にケーキじゃないか! なんならコージーコーナーより高いぞ!! チョコパイはコスパの高さが魅力の1つなのに血迷ったかロッテ! ……だが540円のチョコパイなんて1度は食べてみたい気もする。
そんな折に運よく発売開始前の『生チョコパイ』の試食会に潜入できることになった。鎧塚俊彦シェフが監修するとはいえチョコパイはチョコパイ、そこまで劇的に変わるものなのだろうか? これは確かめるしかあるまい……。
・賞味期限はたったの2日
会場にはイチゴとピスタチオの「フレジェ」、宇治抹茶とクルミの「宇治抹茶」、コーヒーとマカデミアの「エチオピアモカ」、そしてラム酒とラムレーズンの「ババ」が展示されていた。どれもキレイに盛り付けられており、見た目は高級レストランのデザートそのものである。
今回は「フレジェ」と「ババ」を試食してみたが、確かに……ウマい。素材そのものの良さは言うまでもないが、ほぼ手作りだと言うだけあって “生スイーツ感” がハンパない。通常のチョコパイは賞味期限が半年らしいが、生チョコパイは2日というのも頷ける。
・オススメは「ババ」
また好みだったのは「ババ」の方で、ラムレーズンが好きな人にはたまらない美味しさだろう。鎧塚俊彦シェフが「自分のお店でも提供する」と宣言していたが、確かにこれならチョコパイと気付かれずに高級スイーツとして通用するかもしれない。
ぶっちゃけ、普通のチョコパイのコスパが良すぎるので比べられないが、手土産などでは使えることだろう。生チョコパイ専門店は新宿の京王百貨店内に1年限定でオープンするから、興味がある人は足を運んでみてはいかがだろうか。