キレ芸でブレイクし、最近はすっかり社会派芸人として定着しているカンニング竹山さん。バラエティやワイドショーなどに引っ張りだこで、テレビで見ない日はないほどの人気ぶりである。ところが、竹山さんは福岡県出身であるにもかかわらず、福岡では番組を1つも持っていない。
そこで竹山さんは、福岡の番組から出演オファーを受けるために、YouTubeチャンネルを個人的に開設。番組出演にこぎつけるまでの過程を、リアルドキュメントで伝えているのだ。現在(2018年3月7日)までに9話まで公開しているのだが……その内容がヒドイ! あえて言おう、「カス」であるとッ!!
・福岡の番組なし
19歳で上京し、現在も東京を拠点に仕事をしている竹山さんは、言うまでもなく全国区のお笑い芸人だ。芸能生活27年、押しも押されぬ売れっ子である。だが、地元では番組を1つも持っていない。
それをどうにかしたいと思った竹山さんは、事務所抜きでYouTubeチャンネルを開設。スタッフ2人と共に動画を制作して、番組への売り込みを画策したのである。
・薄汚れた人間性……
1月中旬に福岡に帰省して、街に出て自らの人気のほどを確かめに行くのだが……想像を絶する事態に直面。さらに、その様子を正直に編集したスタッフに、理不尽な怒りをぶつけたり。さらには、福岡での番組出演を願いながら、当初の目的を忘れて、「他県からオファーがあったら受ける」と言い出したり……。
もしも、安田大サーカスのクロちゃんが「クズ芸人」であるとすれば、カンニング竹山さんは「カス芸人」と言わざるを得ない、薄汚れた人間性をのぞかせている。
・史上最低の食レポ
なかでも象徴的なのが、第3話で食レポに挑む場面。テレビでも竹山さんが食レポをやるシーンをあまり見ることはないのだが、スタッフがそれを気にして「竹山さんってガッツリ食レポやったことがあるんですか?」という問いかける。すると……
竹山「俺、めちゃくちゃ(食レポ)うまいのよ!」
と満面の笑みで答える。実際にうな重を食べて感想を語っているのだが……やる気を感じられない。投げやりにもほどがあるだろ。何を語っているのかは、自分の目で確かめて欲しい。
・カス感が見える
ちなみにこのドキュメントは1~9話まで公開されており、最新話ではFBS福岡放送のプロデューサーを接待するところまで話が進んでいる。それにしても、本当に番組を持つことはできるのだろうか? 気になる方は、第1話から見て欲しい。随所に竹山さんの “カス感” が見えかくれしている。ジワリとした笑いがクセになるはずだ。