貴ノ岩関に対する日馬富士の暴行事件以降、相撲協会に対する国民の不信は続いている。最近も大砂嵐関の無免許事故問題や、元春日野部屋力士の傷害事件問題など、後から後から問題が明るみになり、隠ぺい体質が取りざたされている。

思い切った改革を進めなければ、日本相撲協会は変わることがないと誰もが感じている最中、理事選挙が行われ、貴乃花親方が落選したことが判明した。親方が当選すれば、少しは変わるのでは? と期待していた相撲ファンはこの報道に肩を落とし、日本相撲協会公式Twitterは炎上状態となっている。

・貴乃花親方は最下位

2018年2月2日に、両国国技館で行われた理事候補選・副理事候補選。2年の任期満了に伴う改選で、10名の定数に対して、立候補したのは貴乃花親方を含む11名。1名が落選することになる選挙だった。

最終的に貴乃花親方は得票数2で最下位になり落選。時津風一門を離脱して無所属となった錣山(しころやま)親方も、副理事選で落選した。

・ファンは不安

2人の親方が当選すれば、「隠ぺい体質」といわれる日本相撲協会も改革が進むのではないか。そう期待した相撲ファンは今後の協会運営に対する不安を募らせ、不満の声を上げている。

・相撲ファンの声

「何も変わらない」
「ガッカリだ」
「相撲協会の浄化は進まない」
「国民を敵に回す愚行」
「力士を志望する日本人の若者がいなくなる」
「明るい未来はありません」
「協会は変わる気ねぇな」
「ダメなままでしょうね」

……など。しかし、貴乃花一門から阿武松(おうのまつ)親方も理事候補選に出馬しており、当選している。阿武松親方が当選することも、貴乃花親方の想定のうちだったのだろうか? とにかく、今後はクリーンな協会運営を進めてもらいたいものだ。

参照元:Twitter @sumokyokai時事ドットコム日刊スポーツ、Yahoo! リアルタイム検索
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24

▼理事選の結果に相撲ファンは不満を募らせ、Twitterの投稿は炎上状態に