結婚式といえば結婚式場やホテル、神社などで挙げる人が多いと思うが、なかにはカップルが出会った思い出の場所で誓いを交わす人もいる。

そんな中、なんとトイレで結婚式を挙げた新郎新婦が登場したというのだ！　「なぜそんな場所で……。もしかしてウケ狙い？」と思ったら、少し事情が複雑だったようである。

・トイレで結婚式を挙げたカップルが登場！

トイレで結婚式をする事態になってしまったのは、米ニュージャージー州に住むブライアン＆マリア・シュルツさん。同州マンモス郡裁判所のFacebookによると、この日彼らは裁判所で式を挙げる予定だったという。

アメリカで結婚式というと「教会」のイメージがあるかもしれないが、必ずしもそうではない。裁判所でも結婚の誓いを立てられるのだ。この二人も、そのスタイルで結婚する予定だったらしい。

・いざ結婚……という時に緊急事態に！

このニュースをネットで目にした筆者は、「二人の馴れ初めにトイレが関係あったのかな……。それともSNSで話題になりたかったから!?」なんて思ったのだが、そういう訳ではなかった。

というのも、カップルが裁判所に赴くと、立会人を務めるはずだった新郎の母親が持病の喘息発作を起こして呼吸困難に！　そこで裁判所のスタッフが彼の母親をトイレへ連れて行き、酸素を吸入させて救急車を待っていたのである。

・ちょっと事情が込み入っていた……

結婚式は、結婚許可証に署名した人物の立ち会いがなければ行うことが出来ない。ブライアン＆マリアさんの場合、この日に結婚できなければ、次の許可証を申請して受け取るまでに45日も待たなければならなかったそうだ。

そこで、すぐにでも結婚したかったカップルは司式者を呼び、そのままトイレで誓いの言葉を立てて夫婦に！　思いもよらない場所で式を挙げた新郎新婦の動画を見ると、めでたく夫婦になれたのが嬉しかったのか、二人は幸せそうな表情を浮かべていた。

さすがに、トイレは結婚式を挙げる理想的な場所とは言えないが、これも良い思い出になるのではないだろうか。少なくとも、子供に聞かせる楽しいエピソードのひとつにはなりそうだ。

参照元：Facebook @Monmouth County Sheriff’s Office
執筆：Nekolas

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