私(佐藤)がポールダンスレッスンに通い始めて、もうすぐ1年が経つ。運動嫌いの40代のオッサンが急激に成長する訳はなく、地道な努力の積み重ねでここまで来た。
その過程で気づいたことの1つが、「体幹を鍛えるのにもっとも効果的だったのは逆立ちではないか」ということだ。なので、「これからダイエットをしたいけど、辛いのはイヤ!」という人がいたら、逆立ちをやってみてはどうだろうか? 1日1分でも続ければきっと効果があるぞ! ただし、ケガしないように要注意ッ!!
・体幹はどのスポーツでも重要
どんなスポーツをやるにしても、体幹は重要だろう。きれいなフォームを保つのに、インナーマッスルは欠かせない。ポールダンスもまた、ポール上でバランスを保つのに体幹はとても重要だ。
レッスン開始から半年を経た段階で、「ハンドスタンド」という技にぶつかった私は、日々逆立ちをして体幹を鍛えることにした。この技は、腕だけで逆上がりのような状態を作り、そのまま腕だけで身体を支えるというものだ。習った当初は、これがまったくできなかった。
実は逆立ちさえもまともにできない状況だったので、まずは頭を床につけて行う「三点倒立」からスタート。
・脚を上げることさえできなかった……
最初の1週間は脚を上にあげることもできなかった。腹筋の力が弱くて、足が上がらなかったのだ。
それでもやっていくうちに、肩に体重を乗せる感覚がわかってきて、頭を床につくだけでスッと脚が上がるようになった。
・壁倒立にステップアップ
そして次の段階は、壁に身体をもたれさせて行う「壁倒立」。
三点の場合は、頭でバランスをとることもできたが、壁倒立は腕に体重が乗ってくる。ある程度は壁に頼ることもできるものの、体幹が整っていないと、フラフラフラフラして落ち着かない。
・練習を重ねてバランス良く
三点と壁倒立を交互に練習していくうちに、次第にバランスが取れるようになってきた。姿勢を維持する時間も段々長くなる。
・さらに肘倒立へ
さらに次の段階へ。今度は壁から離れて、肘を床についた状態から脚を振り上げる「肘倒立」だ。
肘で目いっぱい床を押すと同時に、指先で床を掴むような感じ。これまた最初はフラフラしていたものの、日を追うごとに安定感が出てきて、今では30秒くらいの間、静止することができるようになった。
今後は肘倒立で脚を自由に動かせることが目標だ。そのためにはさらに体幹を鍛えないと、ひっくり返ってしまう。
「筋トレも有酸素運動もできるだけしたくない! でも身体を鍛えたい」って人は、逆立ちから始めるのもアリかも。ただし、ケガには十分注意。
・逆立ちがどうしてもできない人は
一方で、「どうしても逆立ちが怖い……できそうにない」という人は、頭を両腕で抱えて床につき、お尻を高く上げて足踏みをしてもいい。
その姿勢で、片脚ずつ上に向かってあげるのもいいだろう。
自分のできるペースで、ゆっくり練習を繰り返せば、きっとできるようになるぞ。だって私でもできたんだから!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24