最近は、会社によって出勤&勤務時間が違うところもあるが、基本的に朝から夕方。公務員だと8時半から5時の8時間労働で働いているケースが多い。夕方に帰れるだけでもホワイトなんて声も聞こえてきそうだが、興味深い統計結果が発表されたので紹介したい。

イギリス人1965人にアンケート調査を行い、結果をウェブサイトで公開したのはリサーチ会社「YouGov Omnibus:ユーガブ・オムニバス」。勤務時間は「9時〜5時」よりも、「8時〜4時」を好む人が多いとの結果が出た。

・早く出勤して早めに退社するスケジュールを好む人が多い

調査によると、「8時〜4時」を選んだ人が全体の25パーセントでトップとなり、「9時〜5時」を好む人は14パーセントという数字になった。また、「7時〜3時」の働き方も10パーセントと人気。これだけでも、早く出勤して早めに退社するスケジュールを好む人が多いことが分かる。

・年齢と居住場所が影響する模様

しかし、それは年齢と居住場所が影響するようで、18~24歳の若い世代は9時以降の出勤を望む人が19パーセントに。対して、54~65歳の世代では9パーセントという結果となっている。

そして、首都のロンドンに住む人は9時以降の出勤を選んだ人が27パーセントとなり、南部地方に住む12パーセントや北部地方に住む13パーセントに比べると倍以上の数字に。ロンドン在住者は、「公共交通機関が混雑する時間帯を避けて出勤したい」との理由で、9時以降を選んだ人が多かったようだ。

・どちらの勤務時間にもメリットが

確かに遅めの出勤なら、のんびり電車で座りながら通勤できてストレスを感じずに済むだろう。対して、早めの出勤で仕事が早く終われば退社後の時間を有意義に使える。それぞれのライフスタイルに合わせて、勤務時間の好みが変わりそうだ。

ちなみに、フリーランスで在宅勤務の筆者は朝6時に起きて6時半には仕事を開始している。なぜかというと、上階の人が毎朝6時に物凄い音で掃除機をかけるので、どうしても目が覚めてしまうのだ。「それならば、早く起きて仕事をしちゃえ」となった訳である。これも、居住環境に影響された結果と言えるかもしれない。

参照元:YouGov Omnibus(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.