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【細かすぎ?】つくばエクスプレスが「20秒早発」で謝罪! たった20秒でお詫びをすることについて米国人に聞いてみた結果

2017年11月16日

何か不祥事や問題が起きたら、企業や著名人は謝罪会見を開いたりお詫び文を公開したりする。時にはそこまで大きな問題ではなくても、少数の苦情を受けて、お詫びをする事態まで起きている。少々過敏すぎる気もするのだが、謝罪姿勢によってその後の印象は大きく変わってしまうものだ。

そんななか、つくばエクスプレスは電車の早発についてお詫びの文章を公開した。電車は定刻より20秒早く出てしまったそうだ。……え! 20秒? 誤差の範囲じゃないの? 公式サイトに次のように公開している。

・つくばエクスプレスのお詫び

「首都圏新都市鉄道株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:柚木 浩一)では、11月14日(火)9時44分頃、南流山駅において普通列車(下り)が定刻より約20秒早発するという事象が発生いたしました。お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」

・やりすぎでは?

ちなみに20秒の早発について、苦情等はなかったそうだ。電車の安全な運行管理が行われていることは、よく理解できる。だが、配慮しすぎな気がしないでもない。日本人の私(佐藤)でさえやりすぎな気がするのだが、外国人だったらどう思うのか? 

というわけで、当サイトの英語版ライターであるアメリカ人のケーシーさんにどう思うか尋ねると、以下のような意見が返ってきた。


・アメリカ人ケーシーさんの意見

「正直なところ『20秒間違っただけで、わざわざお詫びが必要かな? 細かいなぁ~』って気持ちは少しある。でも……日本の企業がここまで気にするのは、素晴らしいことだと思う。

毎日時間通りに発車しているから、きっとギリギリのタイミングで駅に着くようにしている人でもいるよね。もしかしたら、20秒早く出発すると乗るつもりの電車に間に合わなくて、次まで待つと会社や学校に遅れる人もいるかもしれない。その人の立場から考えて、お詫びするのはけっこう素敵じゃないかな?

逆にアメリカの場合、たぶんこんな小さいミスなら『気にしなくてもいいんじゃない?』となるだろうね。その小さいミスで誰にも迷惑がかかっていなくて、何かの経済的・教育的な影響が出ていないのに『ごめんなさい』という習慣があるのは、日本らしくていいところだと思う。

一言でまとめるなら、気にしなくてもいいかもしれないけど、気にするのはいいことだと思います


──とのことであった。

たしかに、小さなミスでも利用客に配慮するのは良いことだろう。そして今回のお詫びからは、細心の注意を払って電車の運行を心掛けていることが十分なほど伝わってくる。現場にいる人たちの細やかな仕事ぶりに、あらためて感謝したい。

参照元:つくばエクスプレス
執筆:佐藤英典
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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