地球上のあらゆる世界一を探求し、認定して登録する「ギネス世界記録」。2017年、日本の学生が開発したロボットが、世界相手に快挙を成し遂げたのをご存じだろうか。ギネスに認定されたのは、奈良高専のペンギン型ロボット『じゃんぺん』だ。
『じゃんぺん』はいったい何で世界記録を達成したのかというと……ズバリ「1分間に縄跳びを飛んだ回数」である。この度、世界記録達成時の動画が改めて公開されていたのでご紹介したい。
・高速で縄を飛び続ける『じゃんぺん』
ギネスの公式 YouTube チャンネルで公開中の動画のタイトルは「Jumpen the Skipping Penguin Robot – Guinness World Records」だ。2017年4月29日、ニコニコ超会議2017の会場で行われた記録会の様子が収録されている。
動画を再生すると、さっそく登場するのは、白と水色を基調としたペンギン型のロボット『じゃんぺん』だ。00:11あたりのところから「3……2……1」とカウントダウンが始まり、いよいよ縄跳びがスタート!
男性2人が縄を回すと……可愛らしい『じゃんぺん』は高速でピョンピョン!! なかなかシュールな光景だが、ジャンプの精度やスピードなど何度見てもスゴいものがある。また、司会者が「疲れを知らない、全く表情を変えない、じゃんぺんの無駄のないジャンプ……」と、当たり前のことを熱く語っている様子も印象的だ。
その後、1分間飛び続けた結果、106回のジャンプを達成してギネス世界記録に認定! 実は以前、NHKの名物イベント「ロボコン」のジャンプを競う大会「Shall We Jump?」で、センサートラブルにより優勝を逃していた奈良高専。ギネス認定は、学生だけでなく『じゃんぺん』もきっと喜んだに違いない。