ロケットニュース24

米が美味しくなると噂の「高級しゃもじ」を使ってみた結果 / 100均との差はあるのか

2017年10月30日

日本で古くから愛されている主食である「お米」。炭水化物ダイエットブームなどで敬遠されることもある一方、高級ブランド米や高級炊飯器が、いまだに根強い人気を誇っているのも事実だ。

そこでご紹介したいのは、各種メディアで取り上げられ、Amazonでも人気上位にランクインしている “高級しゃもじ” である。米が美味しくなると噂の商品だが、果たしてどんな使い心地なのか? 購入して実力を確かめてみることにした。

・美味しさの秘訣「シャリ切り」のしやすさを極めたしゃもじ

高級しゃもじの商品名は「マーナ 極しゃもじ プレミアム」である。希望小売価格は税抜980円。高級ではあるが、比較的手の届きやすい価格設定だ。

販売元であるマーナの情報によると、同商品は全米販・お米マイスターとの共同企画で開発され、美味しさの秘訣「シャリ切り」のしやすさを極めたしゃもじとのこと。なお、素材に剥(はく)離性の高い樹脂を使用し、お米が付きにくくなっているという。

使いやすさのほか、食感に差は出るのだろうか? 100均で購入した2本セットで100円のしゃもじと、“酢飯作り” で繰り返しシャリ切りを行い、それぞれ使用感を確かめてみることにした。

・外観を比較

酢飯作りに取り掛かる前に、まずは外観を比較してみよう。どちらのしゃもじにも、お米が付かないようにお馴染みの凸凹のエンボス加工が施されているが、圧倒的に高級しゃもじの方が凹凸の感覚が狭く、そして細かい

さらに横から厚みを確認すると、これまた圧倒的に高級しゃもじの方のエッジが薄く仕上げられている様子が見て取れる。

ちなみに、高級しゃもじは平置きした時に先端が浮くよう突起が付いており、テーブルなどにも置きやすい仕様だ。

・酢飯を作ってみる

では、酢飯作りに取り掛かろう。お米を桶に移し、それぞれのしゃもじで別々に酢飯を作ってみると……100均のしゃもじに対して、高級しゃもじの使い心地は、まるで切れ味の鋭いナイフのようにサクッサクッとシャリに入っていく独特の感覚だ。

また、グリップが太く、丸みを帯びているため大変握りやすい。価格の違いが、使いやすさにしっかり反映されている様子が実感できた

・あまりの食感の差にビビった

続いて酢飯の食べ比べである。それぞれのしゃもじで200回程度のシャリ切りを行なって完成した酢飯に違いは現れるのか? 見た目に大きな差はないようだが、食感を確かめると……な、なに!? 高級しゃもじの方が粒が立っていて、口の中でシャリがホロっと解けたぞ!

思いのほか差があったので念のためお伝えしておくが、はじめに濡らしておいた木の桶で、100均のしゃもじで酢飯を作った後、桶を洗浄。次に高級しゃもじで酢飯を作った結果である。

ただ、桶の水分量の差が、シャリの食感に影響を与えた可能性も否定できない。というのも、100均のしゃもじで酢飯を作った際、桶にさらに水分が染み込み、高級しゃもじを使用したときには桶の水気が多くなったことも考えられるからだ

しかし、米のひと粒ひと粒の形がしっかり残っているように感じられた点は、高級しゃもじの影響と考えてもいいだろう。

・少しでも美味しいお米を食べたい方は試す価値アリ

人気のしゃもじ「マーナ 極しゃもじ プレミアム」は、たいへんシャリ切りがしやすく、食感にも良い影響がある……かもしれないアイテムであることがわかった。少しでも美味しいお米を食べたいという方は、試してみてはいかがだろうか。

参考リンク:Amazon「マーナ 極しゃもじ プレミアム」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼「マーナ 極しゃもじ プレミアム」

▼「シャリ切りのしやすさを極めた」しゃもじとのこと

▼100均のしゃもじと比較

▼高級しゃもじの方が凹凸の感覚が狭く、そして細かい

▼エッジも高級しゃもじの方が圧倒的に鋭い

▼酢飯を作って比較してみる

▼100均のしゃもじも悪くはないが……

▼高級しゃもじはサクッサクッとシャリに入っていく感覚

▼食べ比べると……

▼高級しゃもじの方が粒立ちが良く感じられた

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